8月末に開幕したリーグ戦も、早くも1か月が経過。慶大はここまで2勝6敗と厳しい状況が続いているが、全体で見ればまだ3分の1ほどの日程を消化したに過ぎない。ここからの巻き返しも十分可能だということだ。今日の相手は拓大。ここまで7勝1敗と波に乗る相手に対して慶大はどのような戦いを見せたのだろうか。

2019/09/28(土) @駒澤大学玉川キャンパス
第95回関東大学バスケットボールリーグ戦第9節vs拓大
 1Q2Q3Q4Q合計
慶大1619181467
拓大2228271592
◆慶大スターティングメンバ―◆
 #4 山﨑純 (総4・土浦日大)
 #5 髙田淳貴(環4・城東)
 #6 工藤翔平(政4・慶應)
 #10 岩片悠馬(環3・広尾学園)
 #14 人見快(法2・慶應志木)

1Q、いきなり3ポイントの応酬で幕を開けた。相手が3ポイントラインの大きく外側からショットを沈めれば、慶大も負けじと髙田の連続3ポイントで逆転する。だが相手のミドルの精度がわずかに勝り、徐々にリードを許してしまう。人見の3ポイントや水谷祐葵(環1・四日市工業)のジャンプシュートで加点するも、6点をリードされこのQを終えた。


華麗なボールさばきを見せた山﨑

2Q、相手の勢いは止まるところを知らず、6本連続で3ポイントを沈められてしまいリードを拡げられてしまう。だが慶大も山﨑のフェイダウェイやレイアップで点を挙げると、工藤も果敢にリバウンドに飛び込みフリースローを獲得。さらに山﨑のシュートを水谷がタップで押し込むなど多彩な攻撃で拓大に追いすがりを見せる。だが、シュートチェックの隙を突かれインサイドへのパスを許すとそこから崩されてしまい、失点を重ねてしまった。慶大は35-50で前半を折り返す。


人見は最後まで粘り強く戦った

流れを変えたい3Q、慶大は工藤・髙田の3ポイントや、工藤のパスカットから山﨑がレイアップを決め切るなど得点を挙げるが、思うように点差が縮まらない。途中出場の泉友樹雄(経4・慶應志木)や甲谷勇平(環3・東山)がディフェンスで奮闘するも、リバウンドで優位に立たれ、相手のシュートが無情にもリングに吸い込まれていく。24点差で最終Qへ。


チームへアジャストしている水谷

4Q、開始から3分半、双方得点の入らない状態を打開したのは慶大だった。岩片がセカンドチャンスを決め切りゴール下で得点を挙げると、必死のディフェンスで拓大のオフェンスを抑え込む。終盤は人見、工藤、髙田が連続でレイアップを決め、山﨑がタフなジャンプショットをヒットするなど点差を縮めたが、反撃もここまで。25点差で敗北を喫した。


厳しい状況でもゴールへ挑み続けた髙田

序盤から相手の勢いに飲まれ、オフェンスディフェンス双方で上手く形を作ることができないまま敗戦となってしまった。それでも前半オフェンスがはまり、安定して得点することが出来ていたのは収穫だ。今まで対戦した相手に比べ確実にレベルの高いミドルに苦しんだ今日の試合。そういった相手にディフェンスでどうアジャストするかなど、後半戦に向け学ぶことの多い試合になったはずだ。慶大バスケ部に下を向いている時間はない。前だけを向き、前半戦残り2試合、戦い抜く。

(記事:染谷優真・写真:船田千紗、佐藤有)

髙田淳貴(環4・城東)

──今日の試合を振り返って

前半結構やるべきことというか、やってきたことが出ててついていけてはいたのですが、やっぱり後半の勝負ところで自分たちのミスが続いて、そこで相手がしっかり点を取ってきて離されてしまったので、力の差が出たかなと思いました。

──なかなかシュートが得点に決めきれない時間もありました

まだやっぱり落ち着いてプレーできていない部分とか、抜くことに精一杯ということが多くて、抜けても焦っていてその先を見られていなくて、無理なシュートを打ったりだとか改善点が多い部分は沢山あると思うので、そこは試合を重ねるごとに良くしていきたいと思います。

──開幕前に楽しみな対戦相手として拓大をあげてました。実際にプレーしてみていかがでしたか?

やっぱりスキルというか、プレーひとつひとつをとっても上手いですし、特にシュート力の部分で1部のチームというのを見せつけられた感じだったので、本当に今日はただすごいなと思いました。ただ2周目がまだあるので今日やられた部分をしっかり改善して、また次にいかしていきたいと思います。

──チームとして得られたものは

苦しい中でも強気で責められた時間もあったので、そこをどれだけ長く続けていけるかが今のチームの課題だと思うので、1部でやっていける相手に対して通用する部分があったのはいい部分ですし、後はそれを継続していけるようにやっていきます。

──明日に向けて

明日と江戸川戦の2つが本当に大事なので、先のことを考えずにまずは1つ勝ちにいきたいと思います。

水谷祐葵(環1・四日市工業)

──今日の試合を振り返って

前半は自分たちのオフェンスが出来たと思います。ただ、相手に予想外のところで結構点をとられてしまって、それが後半にも見られたので、試合を通してアジャストできなかったのが敗因かなと思います。

──今日の作戦

拓大のオフェンスは3ポイントが多く見られるので、そこを封じるというのが目標でした。ですが、試合ではやはりその部分で責められてしまったので、ディフェンス面があまり機能していなくてダメだったのかなと思います。

──以前の試合よりシュートを積極的に打って得点に繋げていたが、意識した点は

やはり純さん、淳貴さんにマークが厳しく行くので、自分がフリーでもらって積極的に責めてシュート、パスをしていくことでオフェンスを効率的に回して点を取ることを意識しました。後半はあまり上手くいきませんでしたが、前半は出来ていたので良かったかなと思います。

──他の選手のシュートをタップシュートで決めたり、セカンドチャンスをものにしている場面が多く見られました

タイミングを合わせられるように練習もしてきたし、どの試合においてもセカンドチャンスは鍵になるのでリバウンドは飛び込んで狙っていました。

──明日の順大戦への意気込み

今の順位的に3部降格もありえてしまうので、明日の試合は必ず勝てるように、チームとしても個人としても積極的に責めて、ディフェンス面では死ぬ気で守るように頑張っていきたいと思います。