2019年シーズン、男子若手テニス選手のなかで最も目立った快進撃を見せているダニール・メドベージェフ(ロシア)。そのメドベージェフが「ATP250 サンクトペテルブルク」での記者会見で、自身の…

2019年シーズン、男子若手テニス選手のなかで最も目立った快進撃を見せているダニール・メドベージェフ(ロシア)。そのメドベージェフが「ATP250 サンクトペテルブルク」での記者会見で、自身のニックネームについてのニック・キリオス(オーストラリア)やコーチとのやり取りを明かしたことをTennis World USAが伝えている。

メドベージェフは記者会見で自身が気に入っているニックネームについて聞かれた際、「みんなはいつも僕のことをビーストとかマシーンなんて呼ぶんです。シンシナティで僕とコーチが試合の後ロッカールームを出て行く時に、キリオスが僕のコーチに向かって『彼はマシーン?眠るの?』と言ったんです。コーチはこう答えました『夜に充電するんだよ。彼は眠らないんだ』ってね」とキリオスとのやり取りを明かしたという。

キリオスは自身のSNSで、メドベージェフのことを度々「彼はマシーンだ」と投稿している。

キリオスはよくコート上で物議を醸すことが多いが、そのことについてメドベージェフは「ニックは普段はいい奴です。コート上ではちょっと行き過ぎることがあるから、それが良くないんですよね」と話す。

加えて「負けても冷静でいようとすればするほど 、もっと辛くなります。それはとても難しいことです。必死でそうしようとは努めましたけどね」と感情を上手くコントールすることは簡単ではないと話した。

メドベージェフもテニスではミスの少ないマシーンのようなプレーを見せるが、今年の「全米オープン」では自身のプレーに苛立った際、ボールパーソンに差し出されたタオルを強引に奪って投げ捨てたり、中指を頭の横で立てる不適切な仕草を見せたりするなど、感情を抑えきれないこともあった。

現在23歳のメドベージェフと24歳のキリオス。まだ若く、男子テニス界を引っ張っていくべき存在であるだけに、今後も注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真はメドベージェフ(左)とキリオス(右)

(Getty Images)