日本ハム―オリックス25  6回、右前打を放ち一塁でコーチと握手する日本ハム・田中賢(左)=札幌ドーム【写真提供:共同通信社】


■田中賢介(北海道日本ハム)
●1−5 vs東北楽天(楽天生命パーク)
打撃成績/二飛、見三振、右安、右安①

 今季限りで現役から引退する北海道日本ハムの田中賢介が27日、自身の引退試合となるオリックス戦で臨み、最終打席でのタイムリーを含む2安打の活躍を見せた。

 試合前には引退会見を行った田中。「これまでたくさんの方々の応援があって、ここまで長くやって来られたと思います。本当に感謝しています。まだ、試合が残っていますけれども、最後の1球まで頑張る姿をみなさんにお見せ出来たらいいなと思います。本当に20年間ありがとうございました」とあいさつすると、始球式に登場した長男・達之介くんの見事な投球に“父の表情”で優しく微笑んだ。

 それだけではなかった。「2番・指名打者」としてスタメン出場すると、第1打席、第2打席は凡退したが、6回の第3打席でライト前ヒットをマーク。さらに8回2死1、2塁のチャンスで迎えた第4打席では、山岡泰輔の1ストライクからの2球目ストレートを捉えて、ライトフェンス直撃のタイムリー。本拠地ファンからの“賢介コール”の中、目に涙を浮かべながら入った現役最終打席で、見事なバッティングを披露した。

 これでプロ通算1499安打。9回には二塁手として守備にも就いた。チームリーダーとして戦い、ファンからも愛された男は、「あっという間に過ぎた20年間でしたし、僕一人では到底できなかったですし、たくさんの方々の協力があって、感謝しています」と万感の思いでユニフォームを脱いだ。