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オールスター2度選出のビッグマンがコーチに転身

NBAで2008年から17年まで現役を続けたロイ・ヒバートが、セブンティシクサーズのコーチに就任した。選手育成部門のスペシャリストとして指導にあたるという。

2008年のドラフト全体17位でラプターズから指名されたヒバートだが、1年目から2014-15シーズンまで所属したペイサーズ時代の印象が強い。早くから台頭し、ペイサーズがプレーオフでレブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュのヒートとバチバチにやり合っていた頃は、リーグトップクラスのビッグマンとして評価された。

2012年と14年にはオールスターに選出され、14年にはオールディフェンシブセカンドチームにも選ばれた。2015年にペイサーズからレイカーズにトレードされた後、ホーネッツ、ナゲッツと渡り歩き、2018年の7月に現役引退を表明した。

シクサーズでは、主にジョエル・エンビード、それから新加入のアル・ホーフォードの指導にあたると見られている。

ビッグマンにも機動力とロングレンジのシュートが求められる時代に適さないスタイルだったことが、32歳と早い引退に繋がった。とはいえ、ホーフォードと年齢が一緒で、エンビードら20代の選手の気持ちが分かる部分は、指導者としての強みになるだろう。

これからは、現役時代に培ったスキルを後進に伝え、これからNBAを背負うエンビードらの成長をサポートする役割を担う。