競泳アメリカ代表としてリオデジャネイロ五輪に参加していたライアン・ロクテに、世界中から批判が集まっている。ロクテはリオ市内でチームメート3人とともに強盗被害に遭ったと証言していたが、後に監視カメラ映像との食い違いが指摘された。

当初ロクテはリオ市内で警察を装った男に銃を突きつけられ、現金を奪われたと証言していた。だが警察の捜査や監視カメラの映像から見えてきた真実は、酔ったロクテがチームメートとともにガソリンスタンドのトイレのドアを破壊し、警備員に拘束される姿だった。

五輪で通算12個のメダルを獲得した競泳界のスーパースター相手でも、アメリカの大手メディアは辛辣だ。ロクテは『海外で嫌われるアメリカ人の典型』と袋叩きにあっている。

ロクテは8月19日にツイッター上で謝罪文を公開したが、このなかでも「言葉の通じない外国で銃を突きつけられ、現金を要求されるのはトラウマになるような経験でした」とつづっている。細部に違いこそあれ大筋では自分は間違ったことを言ってないと強弁する内容であり、新たな火種となった。

事件の後始末をチームメートに押し付けて、自分だけ帰国したことも批判されている。

リオ五輪の広報担当マリオ・アンドラーダ氏は、「ロクテ選手らの謝罪を受け入れるし、そうしてくれたら嬉しい。ブラジル国民は彼らの行為にがっかりしていると理解している。この件に関してツイッターでは180万人もの人がつぶやいた」と会見で語った。

リオデジャネイロオリンピック イメージ(c) Getty Images

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