文=丸山素行 写真=FIBA.com

町田がトランジションを操り、後半を圧倒

チャイニーズ・タイペイとのアジアカップ第2戦に挑んだ日本代表は思わぬ苦戦を強いられた。

日本の先発は町田瑠唯、赤穂ひまわり、宮澤夕貴、髙田真希、渡嘉敷来夢の5人。宮澤が復帰したが、最初の3ポイントシュートがエアボールになり、ボールに手がつかないなど精彩を欠いた。初戦で大活躍の赤穂もボールをファンブルし、ターンオーバーが続いて流れに乗れない。

それでも、渡嘉敷が個の力で打開し、町田が速攻を何度もお膳立てしてリズムを作ると、髙田が速攻に走り9得点を挙げ、21-12で第1クォーターを終えた。

だが、第2クォーターに入ると再びターンオーバーを連発し、オフェンスが上手く行かないことでディフェンスが崩壊した。コールにアジャストできず連続でシュートファウルを犯しフリースローを与える。ダブルチームをかわされてはボールを繋がれ、3ポイントシュートを許した。そして、ボールウォッチャーになりオフェンスリバウンドから3点プレーとなるバスケット・カウントを奪われるなど、チグハグなプレーが続き逆転された。

リズムが悪い中で放つシュートはことごとくリングに弾かれ、チャイニーズ・タイペイが8本中5本の3ポイントシュートを成功させたのに対し、日本は7本打って成功なしと得点が伸びず、27-33で前半を折り返した。

速攻で27-2と圧倒し、苦しみながらも逆転勝利

それでも、後半開始早々に宮澤がこの試合初めての3ポイントシュートを沈めたことで、日本は息を吹き返す。直後にもアーリーオフェンスから宮澤がフリーの3ポイントシュートを沈め逆転に成功すると、オフェンスが活性化していった。

前半はチャイニーズ・タイペイのスイッチディフェンスに苦戦し、なかなかイージーシュートが打てず、狙いすぎたパスがターンオーバーになっていたが、ゴール下での合わせやフリーでシュートを放つシーンが増えていった。

ディフェンスも止めどころを皆で把握し、24秒バイオレーションやタフショットを何度も誘発。このクォーターを27-9と圧倒し、点差を2桁に乗せた。

完全に立ち直った日本はその後もリードを広げていく。特に町田のパスが冴えわたり、速攻のリードパスを何本も送った。そして残り5分、速攻でファウルを獲得し、渡嘉敷がフリースローを沈めて68-47としたところで勝負アリ。その後、セカンドユニットも力を発揮してリードを広げ、最終スコア78-49で勝利を収めた。

髙田と渡嘉敷がチームハイの19得点をそれぞれ記録し、後半に3本の3ポイントシュートを沈めた宮澤が15得点と続いた。町田は0得点ながら10アシストを記録し、速攻での得点で27-2と大きく上回ったきっかけを作った。

明日は21時15分から韓国と対戦する。