「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・大阪/9月16日~22日/ハードコート)の大会最終日、女子シングルス決勝で、第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界41位のアナスタシア・パ…

「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・大阪/9月16日~22日/ハードコート)の大会最終日、女子シングルス決勝で、第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界41位のアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)と対戦。6-2、6-3で大坂が勝利し、同大会初優勝を飾った。大坂のツアー優勝は1月の「全豪オープン」以来約8ヵ月ぶり、通算獲得タイトルはこれで4個となった。

第2セットも大坂のサービスゲームから。第1セットを6-2で先取した大坂は、その勢いを継続させたいところ。しかしパブリウチェンコワも意地を見せ、序盤はお互いにサービスゲームをキープする展開となった。

しかし第4ゲームで0-40とチャンスをつかむと、フォアのウィナーを決めてブレークに成功。今日一番の「カモーン!」の声も聞こえた。

さらに第6ゲームでも0-40としたが、ここはパブリウチェンコワにしのがれてしまい、リードを広げることはできなかった。

それでも第7ゲームをラブゲームでキープし、パブリウチェンコワにチャンスを与えない。大坂はここまでファーストサーブが決まった場合のポイント取得率は19本中19本と100%。そしてパブリウチェンコワにブレークポイントを握られていない。

さらにゲームカウント5-2で迎えた第8ゲームでは、大坂がチャンピオンシップポイントとなるブレークポイントを握るが、これで終わらせまいとするパブリウチェンコワにしのがれた。

それでもサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第9ゲームを大坂がしっかりキープし、優勝を決めた。

大坂が同大会の決勝に挑むのは今回で3度目。過去2回は悔しい準優勝だったが、3度目の正直で優勝を飾った。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「東レ パン・パシフィック・オープン」での大坂なおみ

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)