リオ五輪、卓球の女子団体は銅メダルを獲得。銀メダルはドイツ、金メダルは中国が獲得した。表彰式は中国とドイツの決勝戦の後に行われたが、卓球王国・中国だけあって、会場は中国一色だった。

表彰式を観戦したが、印象的だったのは日本の表彰時に、中国人観客から「愛ちゃん、愛ちゃん」と福原愛選手に声援があちこちからかけられていたことだった。私自身、「日本人ですか、愛ちゃんは本当に可愛いですよね~」と前に座っていた中国人観戦者にも話しかけられた。

福原選手の中国での「愛」され度合いは、報道などでしばし見かけることがあったが、それを肌で感じることができた。試合翌日に開催された記者会見で、福原選手に、このエピソードを伝え、中国人観戦者の印象について聞いた。

「中国の方は本当にずっと昔から、変わらずどんなときでも応援してくださっています。今回もそうなんですけれども、中国の国旗を持っているにもかかわらず日本の応援をしてくださったりとか、いつもとても温かく応援してくださっています」

リオ五輪の宿舎。トイレが壊れたが、愛ちゃんが自分で直した。微博でつぶやく pic.twitter.com/UglRnVPNf9— 宋 文洲 (@sohbunshu) 2016年8月3日

五輪開会前に、「選手村のトイレが壊れたが、自身で修理した」というエピソードについて中国版ツイッター「微博」でつぶやいていた福原選手。この事実についても聞いてみた。

「選手村のお手洗いは、到着してすぐだったんですけれども、壊れてしまったので、直しました」と会場の笑いを誘った福原選手。私はトイレを自身で修理した経験がないのだが、どうやって修理するのだろうか。

「日本では一人暮らしをしているので、もしなにか壊れてしまったりしたら自分で対応することが多いんです。選手村のお手洗いが壊れてしまって、私のコーチも選手村に泊まっていた。お部屋に4人で1つのお手洗いしかなかったので、『これは直さないと大変なことになるな』と思ったので、タンクを開けて、なかの構造を調べて、原因を突き止めて、『どういうふうになってるんだろう、なんでこうなってるんだろう』というのを考えて直しました」

うーん、すごい。こう答えた福原選手に、会場も感嘆の声をあげていた。