「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・大阪/9月16日~22日/ハードコート)の大会6日目、女子シングルス準々決勝で、第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界36位のユリア・プティンセバ(カザフスタン)との対戦中に見せた優しさが、ファンを湧かせた。

それは第2セットの第10ゲーム、15-30と大坂がリードしたあとのポイントでのこと。プティンセバがボールを追いかけたところで左足首をひねってしまった。思わずラケットを放り投げて座り込んだプティンセバに、大坂がすぐさま駆け寄った。

大坂は横になれるようにタオルと冷やすための氷を持って駆け寄り、プティンセバの回復を祈った。

その後、メディカルタイムアウトを取ってテーピングをして試合を再開したプティンセバ。しかし、思うように足が動かせずに大坂がこのゲームを取り、勝利を決めた。

勝利が決まった後もプティンセバの元に歩み寄って握手をし、心配して声をかけた大坂。オンコートインタビューでも「マッチポイントで彼女が怪我をしてしまって心配です」と語っていた。

大坂は「全米オープン」の3回戦で、ココ・ガウフ(アメリカ)との対戦後、敗れたガウフを誘って一緒にオンコートインタビューに答え、そのスポーツマンシップが話題となった。そしてUSTA(全米テニス協会)から発表された「全米オープン・スポーツマンシップ賞」を受賞している。

今回も対戦相手に見せた優しさで会場の観客を驚かせた大坂。彼女の魅力の1つであることは間違いないだろう。

勝利した大坂は、準決勝でエリース・メルテンス(ベルギー)と対戦する。20日に行われる予定だった準々決勝が雨で順延となっていたため、この準決勝も、本日21日中に行われる予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「東レ パン・パシフィック・オープン」での大坂なおみ

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)