写真:戸上隼輔(野田学園・写真奥)と吉村真晴(名古屋ダイハツ・写真手前)/提供:ittfworld<ITTF-ATTUアジア卓球選手権大会 2019年9月15日~22日>19日、大会6日目を終えたアジア卓球選手権大会では個人戦全種目のベスト…

写真:戸上隼輔(野田学園・写真奥)と吉村真晴(名古屋ダイハツ・写真手前)/提供:ittfworld

<ITTF-ATTUアジア卓球選手権大会 2019年9月15日~22日>

19日、大会6日目を終えたアジア卓球選手権大会では個人戦全種目のベスト4が出そろった。

男子シングルスでは、張本智和(9月世界ランキング5位・木下グループ)が唯一の勝ち残り、ベスト4入りを果たした。

また男子ダブルスでも、吉村真晴(同60位・名古屋ダイハツ)/戸上隼輔(同142位・野田学園)が中国香港のエースダブルス・黄鎮廷(ウォンチュンティン・同16位)/何鈞傑(フージュンジェ・同110位)を破って、メダルを確定させた。

一方女子シングルスでは、2017年アジア卓球選手権で優勝した平野美宇(同9位・日本生命)が準々決勝で丁寧(ディンニン・同2位・中国)に敗れ、連覇を達成できなかった。

他にも20日まで勝ち残っていた石川佳純(同8位・全農)、佐藤瞳(同19位・ミキハウス)、加藤美優(同25位・日本ペイントホールディングス)、芝田沙季(同27位・ミキハウス)の全員が中国選手に敗れ、中国の壁の高さを感じる1日となった。

女子ダブルスでは、平野美宇/石川佳純ペアと、芝田沙季/佐藤瞳ペアの両方がベスト4に残り、22日に行われる準決勝へ臨む。

大会7日目となる9月21日は、混合ダブルス決勝と、男子ダブルスおよび女子シングルスの準決勝・決勝が行われる。

男子見どころ




写真:日本ペアに立ちはだかる許昕(中国・写真左)/樊振東(中国・写真右)ペア/提供:ittfworld

男子ダブルス 準決勝

吉村真晴/戸上隼輔 - 樊振東/許昕(中国)
林兆恒/呉柏男(中国香港) - 梁靖崑/林高遠(中国)

男子ダブルスでは、日本の吉村真晴/戸上隼輔ペアが、2017年世界選手権優勝ペアである樊振東(ファンジェンドン・同2位)/許昕(シュシン・同1位)と対戦。吉村/戸上ペアは、中国の強打者ペアを抑えることができるか注目だ。

女子見どころ




写真:陳夢(中国)は決勝へと駒を進められるか/提供:ittfworld

女子シングルス 準決勝

陳夢(中国) - 劉詩雯(中国)
孫穎莎(中国) - 丁寧(中国)

女子シングルスは、ベスト4以上を中国が独占。陳夢(チェンムン・同1位)と劉詩雯(リュウスーウェン・同5位)の対戦は、4月の世界選手権決勝の再戦となる。今回の勝敗はどうなるか見逃せない。

また新進気鋭の18歳・孫穎莎(スンインシャ・同6位)対29歳の丁寧(ディンニン・同2位)の対決も好カードだ。パワーのある孫穎莎に対して経験で勝る丁寧はどう対処するのか必見だ。

混合ダブルス 決勝




写真:許昕(中国・写真左)と劉詩雯(中国・写真右)は若手の壁になれるか/提供:ittfworld

許昕/劉詩雯(中国) - 王楚欽/孫穎莎(中国)

混合ダブルスの決勝戦は、世界選手権優勝ペアの許昕/劉詩雯と、2018年のユース五輪優勝の王楚欽(ワンチューチン・同25位)/孫穎莎の対決となった。若手2人は、世代交代と波を起こせるか注目が集まる。

文:ラリーズ編集部