「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・大阪/9月16日~22日/ハードコート)で、第1シードである大坂なおみ(日本/日清食品)の準々決勝の相手に決まった世界36位のユリア・プティンセバ…

「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・大阪/9月16日~22日/ハードコート)で、第1シードである大坂なおみ(日本/日清食品)の準々決勝の相手に決まった世界36位のユリア・プティンセバ(カザフスタン)。2回戦後の記者会見で、準々決勝に向けての意気込みを話した。

大坂とプティンセバは過去3回対戦しており、まだ大坂の勝利はない。今シーズンは芝コートシーズンの「バーミンガム・クラシック」「ウィンブルドン」で、いずれもストレートで敗れている。

そのプティンセバは、身長163cmと小柄ながらガッツ溢れるプレースタイルのファイターで、粘り強さがある選手だ。

記者会見でプティンセバは、大坂との準々決勝を迎えるにあたって「当然、タフな戦いが待っているというふうに思っています」と話した。

「自分のできることを、すべて出し尽くしたいと思っています。そして最終的に勝利を掴めればと思っていますが、当然彼女はハードコートでは特にタフな相手になりますので、私も十分準備をしてその試合に臨んでゆきたいと思います」

今シーズン大坂から2連勝を挙げた芝コートでは、スライスを効果的に使っていたプティンセバ。記者から今回の作戦を聞かれると「私はスライスを自分の武器のひとつとしていつも使っています」「自分のゲームタイプとしては当然(スライスは)出てくるものだと思いますが、私は自分自身の良いテニスをするだけです」と答えた。

一方、大坂は今大会初戦となった2回戦では、世界181位のビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)を7-5、6-3のストレートで下してベスト8に進出。しかし、ファーストサーブの確率で苦しみ、本人も試合後の記者会見で改善点について「間違いなくファーストサーブの成功率だと思います。今日はあまり良くなかったですし、シンシナティあたりから良くない状態が続いているので、ここは修正していきたいと思います」と話している。

大坂が次戦で課題のサーブを改善し、プティンセバから初勝利を挙げられるか注目される。両者の準々決勝は20日の大会5日目に、センターコート第3試合で予定されている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのプティンセバ

(Photo by Shaun Botterill/Getty Images)