先日、新しい国別対抗戦「ATPカップ」の、参加国24ヵ国中19ヵ国が発表された。ランキング上位の18ヵ国と、開催国としてワイルドカードを与えられた、オーストラリアを含めた19ヵ国のリストには、…

先日、新しい国別対抗戦「ATPカップ」の、参加国24ヵ国中19ヵ国が発表された。ランキング上位の18ヵ国と、開催国としてワイルドカードを与えられた、オーストラリアを含めた19ヵ国のリストには、各国のATPシングルスランキング上位2名の名前も載っており、それらの選手が、後に決定される残りのチームメンバーと共に出場することになる。ここでは、大会のドローなどについて説明する。

公式ドローはどのように決定されるのか?

9月16日に第1弾として発表された出場国は、6つのグループに分けられ、2グループずつが3つあるホスト都市にそれぞれ割り振られた。まずは、シード国の6ヵ国がグループA~Fにそれぞれ割り振られ、7位以降12位までの6ヵ国と、13位以降18位までの6ヵ国もランダムに選ばれ、A~Fにそれぞれ割り振られている。(プロテクトランキングの順位は、シード選出の際にカウントされない)ワイルドカードで出場を決めたオーストラリアも同様に、ランダムに6つのグループのうちの1つに割り振られている。

特定の選手がプレーする日程を知りたい場合は?

「ATPカップ」は、どの国の対戦が見られるのかが事前に分かったうえで、チケットを購入できるように配慮しており、グループと試合会場の発表とともに、すでに日程も発表されている。

各国の出場選手はすでに2名ずつが決定しており、彼らは、11月13日に行われる第2弾の発表時に、同じ出身国の他の選手にランキングで抜かれない限り出場を約束される。

残る5ヵ国の参加国は、すべての出場選手のリストとともに、第2弾の発表で決定し、その際に割り当てられるグループはランダムに決定される。シングルス2戦とダブルス1戦で行われる対戦カードは、試合が行われる前日の現地時間午後3時に発表される。

ATP Cup Standings—「ATPカップ」スタンディングズとは?

「ATPカップ」スタンディングズとは、各国選手のATPシングルス世界ランキング(プロテクトランキングも含む)をもとに算出された、国のランキングであり「ATPカップ」への出場をかけた争いだ。「ATPカップ」スタンディングズには、参加選手となり得る各国のランキング上位選手の名前も載っている。

もし参加国のトップ選手が、最初の参加締め切りの際に出場を辞退した場合は?

その国で2位の選手のATPシングルス世界ランキングにより、その国の「ATPカップ」スタンディングズの順位が算出される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2016年「デビスカップ」での日本チーム

(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)