日本のラグビーファンはもちろん、世界中が待ちに待ったラグビーワールドカップ2019日本大会。その開幕が2日後に迫った9月18日(水)午後、ラグビー日本代表を率いるジェイミー・ジョセフHCが開幕戦のロシア戦の出場メンバーを発表した。

ジョセフHCは発表前にこのように前置きした。

「2日前でエキサイトしている。WTB福岡堅樹は(9月6日の南アフリカ戦のケガで出場を見送ることとなり)残念だが、全員で戦わなければならない。今日(午前)の練習も精度高くできた。ここまで過去最高の準備ができた」

と、ケガ人の欠場だけは眉をひそめたものの、チームとしての仕上がりについては最上級の手応えを口にした。

その後、ジョセフHCが先発15名、リザーブ8名のメンバーの名前を読み上げた。

◆日本代表 ロシア戦予定メンバー

☆=2015年W杯出場メンバー ○=昨年11月のロシア代表戦に出場した選手

 

1/稲垣 啓太(パナソニック・29キャップ) ☆〇

2/堀江 翔太(パナソニック・61キャップ) ☆

3/ヴァル アサエリ愛(パナソニック・9キャップ) 

4/ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ・12キャップ) 〇

5/ジェームス・ムーア(宗像サニックス・3キャップ)

6/リーチ マイケル(東芝・63キャップ) ☆〇 ※キャプテン

7/ピーター・ラブスカフニ(クボタ・3キャップ)

8/姫野 和樹(トヨタ自動車・12キャップ) 〇

9/流 大(サントリー・19キャップ) 〇

10/田村 優(キヤノン・58キャップ) ☆〇

11/レメキ ロマノ ラヴァ(Honda・11キャップ)

12/中村 亮土(サントリー・19キャップ) 〇

13/ラファエレ ティモシー(神戸製鋼・18キャップ) 〇

14/松島 幸太朗(サントリー・34キャップ) ☆

15/ウィリアム・トゥポウ(コカ・コーラ・10キャップ) 〇

リザーブ

16/坂手 淳史(パナソニック・17キャップ) 〇

17/中島 イシレリ(神戸製鋼・3キャップ) 〇

18/具 智元(Honda・8キャップ) 〇

19/トンプソン ルーク(近鉄・67キャップ) ☆

20/ツイ ヘンドリック(サントリー・44キャップ) ☆〇

21/田中 史朗(キヤノン・70キャップ) ☆

22/松田 力也(パナソニック・20キャップ) 〇

23/山中 亮平(神戸製鋼・13キャップ)

このメンバーを踏まえ、続いてFLリーチ マイケルキャプテンが取材に応じた。まず、ケガからの復帰を目指しているNo.8アマナキ・レレィ・マフィ、WTB福岡堅樹の欠場について、

「バックロー(FW第3列)は層が厚い。今回はナキ(マフィ)がケガで出られないが、姫野に大きなチャンスが巡ってきた。彼はプレッシャーに強く、ボールキャリーなどのプレーでチームにいいメッセージを与える。(福岡に代わって出場する)マノ(レメキ)に取ってもこれが大きなチャンス」

と語り、ケガ人に代わって出場機会を得た選手たちの奮闘に期待した。

リーチキャプテンから期待をかけられている一人、No.8姫野和樹は初のワールドカップに向けての意気込みをこのように語った。

「開幕戦の先発メンバーに選ばれたことを誇りに思っている。プレッシャーがあったほうがいいプレーができるし、楽しみ」

また、初キャップの試合(2017年のオーストラリア戦)や誕生日(今年のPNCフィジー戦)など節目節目でトライを決めていることを問われると、

「イメージは常に持っている。毎日寝る前にイメージしている。イメージしつついいメンタリティを持って臨みたい」

と、トライのみならず自身のプレーについて常にいいイメージを持って臨んでいることを明かした。

9月16日現在の世界ランキングは日本代表が10位、ロシアが20位と実力差の開きは否めない。しかし昨秋の接戦(32-27で日本代表が逆転勝利)を経験していることもあり、日本代表に油断や心の隙はなさそうだ。ロシアに快勝し、4トライ以上で得られるボーナスポイントを含めた勝ち点5の獲得がまずは至上命題となる。

 

◆「速いラグビーで勝負する」と意気込み! ロシアも日本代表戦メンバーを発表

一方、ロシア代表も同じ9月18日(水)、2011年大会以来2大会ぶり2度目の出場となるラグビーワールドカップの開幕戦、日本代表戦のメンバーを発表した。

キャプテンのFBヴァシリー・アルテミエフをはじめ、LOアンドレイ・ガルブゾフ、SOユーリ・クシュナレフ、CTBウラジミール・オストロウシュコなど2011年大会を経験している中軸選手6人がメンバー入りを果たした。また、先発15人中11人が、昨年11月に27-32と惜敗した日本代表戦と同じメンバーとなり、リベンジを目指すこととなった。

元ウェールズ代表のリン・ジョーンズHCは会見で、

「日本代表は(ロシア代表より)10年のアドバンテージを持っている。先発メンバーも昨年11月から変えた。大きな改善を加えている。速いラグビーをするように準備してきた。試合に勝つ可能性は20%あると思う。最後の5分まで全力を尽くす」

と勝てる可能性を数字で示しつつ話した。

2011年のワールドカップも経験している89キャップのキャプテン、FBアルテミエフは

「若手とベテランがミックスされたメンバーでモチベーションもあるので、正しい方向に向かっている。日本代表の試合は4~5試合見た。カオス(混沌)にしていくこと、スピード感を持って試合をすることが重要」

と開幕戦の勝利に向けて意気込みを語った。

昨年11月の接戦を再現し、日本代表を慌てさせることができるかどうかが鍵となりそうだ。

◇ロシア代表 先発予定メンバー

☆=2011年W杯出場メンバー ○=昨年11月の日本代表戦に出場した選手

 

1/ワレリー・モロゾフ(18キャップ) ○

2/スタニラフ・セルスキー(35キャップ) ○

3/キリル・ゴトフツォフ(4キャップ)

4/アンドレイ・オストリコフ(33キャップ) ☆○

5/ボグダン・フェドトコ(20キャップ)

6/ヴィタリー・ジヴァトフ(10キャップ) ○

7/タギル・ガジエフ(30キャップ) ○

8/ニキータ・ヴァヴィリン(10キャップ) ○

9/ワシリー・ドロフェーフ(23キャップ) ○

10/ユーリ・クシュナレフ(109キャップ) ☆○

11/キリル・ゴロスニツキー(10キャップ)

12/ドミトリー・ゲラシモフ(65キャップ) ○

13/ウラジミール・オストロウシコ(47キャップ) ☆○

14/ゲルマン・ダヴィドフ(18キャップ)

15/ワシリー・アルテミエフ(89キャップ) ☆○ ※キャプテン

リザーブ

16エフゲニー・マトヴェエフ(59キャップ) ☆○

17アンドレイ・ポリバロフ(27キャップ) ○

18アザマト・ビティエフ(20キャップ)

19アンドレイ・ガルブゾフ(95キャップ) ☆○

20アントン・シチェフ(15キャップ) ○

21ドミトリー・ペロフ(11キャップ) ○

22ラミル・ガイシン(46キャップ) ○

23ウラディスラフ・ソゾノフ(9キャップ)