1年間のグランドスラム・イベントが幕を閉じ、次はATPのエリート選手たちが「レーバー・カップ」(スイス・ジュネーブ/9月20日~22日)に集まる。参加を予定していたケビン・アンダーソン(南アフ…

1年間のグランドスラム・イベントが幕を閉じ、次はATPのエリート選手たちが「レーバー・カップ」(スイス・ジュネーブ/9月20日~22日)に集まる。参加を予定していたケビン・アンダーソン(南アフリカ)が年内の休養を決めたため、世界ランキング208位のジャック・ソック(アメリカ)が代わりに参加することとなり、同じアメリカの30位テイラー・フリッツも出場を決めた。Essentially Sportsが伝えている。

ジョン・マッケンロー(アメリカ)率いるチーム・ワールドは、他にジョン・イズナー(アメリカ)、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、ニック・キリオス(オーストラリア)、デニス・シャポバロフ(カナダ)が出場。錦織圭(日本/日清食品)とフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)も候補に挙げられていたが、参加を断った。

対するチーム・ヨーロッパは、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、ファビオ・フォニーニ(イタリア)が出場。チチパスとフォニーニは今回が初参加だ。今年はまた、テニス界の最大のライバル関係にあるフェデラーとナダルが同じチームメイトとして戦う。チーム・ヨーロッパのキャプテンはビヨン・ボルグ(スウェーデン)。

2017年に始まった「レーバー・カップ」は2019年大会からATPとの合同開催とすることが数か月前に決定し、対戦成績をATPの記録に残すことになった(ランキングポイントは加算されない)。これにより「レーバー・カップ」側はATPの行うマーケティングやソーシャルメディア等のサービスを利用できる。

このイベントのフォーマットは、ヨーロッパ・チームが欧州を除いた世界のチームと戦うという、ゴルフの「ライダー・カップ」を模して始まった。フェデラーのマネージメント・カンパニー「チーム8」がこの大会を後援。フェデラーは「ライダー・カップ」のコンセプトを取り入れたイベントをテニスで開催するにあたり、その創設から関わってきた。

2019年大会はフェデラーの地元スイスで開催されるこの3日間のお楽しみイベントは、9月20日に開幕する。

※選手のランキングは2019年9月9日時点のもの

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年「レーバー・カップ」でのチーム・ヨーロッパ

(Photo by Bilgin S. Sasmaz/Anadolu Agency/Getty Images)