写真:馮天薇(シンガポール)/提供:ittfworld

16日、ITTF(国際卓球連盟)が33歳・馮天薇(フォンティエンウェイ)の「旅」と称し、現在までの戦績や2020年東京五輪への道のりを書いた記事を公開した。

馮天薇は2019年9月世界ランキング12位、五輪でメダルを3つ獲得している女子卓球界のレジェンド。今回は馮天薇のキャリアを紹介し、東京五輪への道のりに迫る。

馮天薇のキャリア




写真:馮天薇(シンガポール)/提供:ittfworld

馮天薇は中国出身の卓球選手だが、2007年にシンガポールに帰化。

2008年、馮天薇はシンガポール代表として初の五輪に出場する。団体戦ではシンガポール代表を銀メダルに導き、シンガポールに48年ぶりの五輪のメダルをもたらした。

2010年のモスクワで行われた世界選手権団体戦でも、馮天薇が大活躍。決勝戦で中国代表の劉詩雯(リュウスーウェン)と丁寧(ディンニン)を下し、シンガポール代表の優勝に大きく貢献した。当時、中国代表は世界選手権団体戦で8連覇中であり、このシンガポール代表の優勝は「モスクワの奇跡」と呼ばれている。

さらに馮天薇の躍進は止まらず、2012年ロンドン五輪・女子シングルス3位決定戦では、石川佳純を4-0で破り銅メダルを獲得した。また、団体戦で、シンガポール代表は銅メダルを獲得。シンガポールが五輪で2つのメダルを獲得したのはこれが初めてだった。

これらの戦績は、馮天薇がシンガポールのスポーツ史に名を刻む、まさしく“レジェンド”であることを証明している。

馮天薇、復活なるか




写真:馮天薇(シンガポール)/提供:ittfworld

そして現在へと至る。近年はその年齢と対戦相手からの対策によって、思うような結果が残せていない馮天薇。ワールドツアーの優勝は2017年を最後に更新されておらず、近年は世界ランキングトップ10の選手に、ほとんど勝ち星を挙げていない。

現在、馮天薇は9月15日から開催されているアジア選手権に参加している。7月に行われたT2ダイヤモンドでは平野美宇を破るなど、復調の兆しが見える馮天薇。東京五輪のためにも、自身の完全復活のためにも、まずはアジア選手権での活躍に期待が高まる。

文:ラリーズ編集部