「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・大阪/9月16日~22日/ハードコート)の大会初日、女子シングルス1回戦で世界181位(ランキングは9月16日付け)のビクトリヤ・トモバ(ブルガリ…

「東レ パン・パシフィック・オープン」(日本・大阪/9月16日~22日/ハードコート)の大会初日、女子シングルス1回戦で世界181位(ランキングは9月16日付け)のビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)が世界57位のアリゼ・コルネ(フランス)に4-6、6-3、6-2の逆転で勝利。この結果、第1シードで出場する大坂なおみ(日本/日清食品)の初戦の相手はトモバに決まった。

今大会予選から勝ち上がったトモバ。本戦1回戦では同じく予選勝者で、世界ランキングでは格上の相手コルネを2時間48分の熱戦の末に撃破した。

第1セットはトモバが落としたものの、コルネは脚の痛みか体調不良かという様子が見られ、プレーが上手くいかずコートに膝をついて悔しそうに涙するシーンもあった。その後も途中棄権はなく試合が続いたが、第2・第3セットはトモバがブレーク合戦を抜け出し、2回戦進出を決めた。

そんなトモバと大坂は、今回が初対戦となる。

なお、今大会シード選手たちが順調に勝ち進むと、大坂は準々決勝で第8シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)と、準決勝で第3シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)と、決勝で第2シードのキキ・バーテンズ(オランダ)と対戦する可能性がある。

大会公式サイトによると、大坂は前日の本戦前記者会見で「ここ東レ パン・パシフィック・オープンで二度決勝進出したことがありますけれども、いずれも敗れているので、やはり今度は勝ちたいという気持ちを強くもっています」「サーフェスについてはよくわかりませんが、ハードコートですので自分にとっては有利に働いてくれるのではないかと思っています」と意気込んだ。

コーチ解任後の新体制初陣となる「東レ パン・パシフィック・オープン」、大坂が日本の舞台で活躍することが期待される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での大坂なおみ

(Photo by Elsa/Getty Images)