先日、2020年に現役復帰することを、自身のTwitterで発表したキム・クライシュテルス(ベルギー)。伊紙Gazzetta dello Sportのインタビューに答え、自身3度目となる現役復帰の理由について語った。元WTAシングルスランキング1位のクライシュテルスは、再度プロ選手としてツアーに参加するにあたり「トレーニングを開始して数週間経ったけれど、道のりは長そうだわ」

「焦らずに少しずつ調整を進めて、最初に出場する大会を決めたいと思っている。12月にはコーチと話し合って、最終的な決定をするつもりよ。もし、まだ準備ができていないと感じたら、再始動は延期になるわね」と語り、慎重に進めたい意向を示した。

クライシュテルスは、3人の子供を出産し育てているママプレーヤーとして、同じく2017年に女児を出産しているセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)について「セレナの強さは目の当たりにしたわ!」と語った。

「でも、セレナだけではない。他にも出産を経験しても第一戦で戦っている選手たちが沢山いる。ハイレベルで戦い続ける、彼女たちのスピリットには感銘を受ける。だから、私はもう36歳だけれど、それでもまた挑戦したいと思ったの。困難な挑戦だとは思うけれど、私は常に挑戦に挑んでいくことを楽しんできた。だから、怖いものは何もないわ」と、クライシュテルスは力強く続けた。

11歳になる長女Jadaの反応について聞かれると「彼女はすごく興奮していたわ。"絶対に挑戦するべきよ!"って応援してくれたの。彼女はスポーツが大好きで、バスケットボールをしている。最近は一緒にトレーニングをしているのよ」

「私の娘は、アスリートでいることがどういうことなのか理解しているの。私の努力についても、とても評価してくれている。弟たちは、まだ小さすぎて何もわからないけれどね。娘は"ウィンブルドン"に一緒についてきてくれて、私が"またここに選手として戻ってきたいと思っているのよ"と伝えたら、とても喜んでくれたの」と、家族の全面的なサポートを受け、復帰の準備をしていることをアピールしたクライシュテルス。

ビアンカ・アンドレスク(カナダ)やココ・ガウフ(アメリカ)などの10代の選手たちが活躍している女子テニス界に、クライシュテルスがベテランの旋風を吹き起こせるのか。来年の復帰戦が楽しみだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2009年「全米オープン」でのクライシュテルス

(Photo by Al Bello/Getty Images)