秋の団体戦が開幕した。各校7人の代表選手で争われる今大会。明大は準決勝で筑波大と戦い、1-2で惜しくも敗れた。しかし、強豪・筑波大相手に要所で技を決めるなど今後の成長を予感させる一戦となった。◆9・15 第68回関東学生優勝大…
秋の団体戦が開幕した。各校7人の代表選手で争われる今大会。明大は準決勝で筑波大と戦い、1-2で惜しくも敗れた。しかし、強豪・筑波大相手に要所で技を決めるなど今後の成長を予感させる一戦となった。
◆9・15 第68回関東学生優勝大会(川崎市とどろきアリーナ)
▼明大――ベスト4
シード権により2回戦からのスタートとなった明大。「(立ち上がりは)体が重かった」(槌田祐勢主将・政経4=九州学院)と初戦こそ2ー1の接戦で切り抜けるも、3回戦は7ー0で全日本の出場を決める。
その後も勝ち進み、迎えた筑波大との準決勝。互いに技を仕掛け合うも、決め切る力は相手の方が上手だった。三将・柴田大介(営3=九州学院)の対戦終了時点で0ー2。副将・松尾倫太郎(総合3=島原)は、勝利しなければチームの敗退が決まるという場面で「取りに行かないといけない気持ちが少し出てしまった」。昨年度の関東学生新人戦では勝利した松﨑賢士郎(筑波大)に敗北。チームのベスト4が確定し、筑波大に優勝を譲る形となった。
頂点には届かなかったが、好材料は多い。準決勝の大将戦。槌田は昨年度世界選手権代表の星子啓太(筑波大)を相手に「体が反応した」とコテで勝利。また、池内暢斗(政経1=九州学院)は4回戦までの3試合を全て2本勝ちで制した。優勝した筑波大と互角に競り合えた自信、今回発見した課題は次戦につながるはずだ。来月に行われる全日本では「日本一になれるように」(槌田)。再び基礎から見つめ直し、今年度の集大成に向け突き進む。
[西山はる菜]
試合後のコメント
大塚武男監督
――全日本に向けて意気込みをお願いします。
「いい選手がそろっているので、気持ちで負けないようにまた頑張っていきたいと思います」
槌田
――全体を振り返っていかがですか。
「取れるところで取れなかったことがあったので、そこで1本取れる力をこれから練習して身につければいいかなと思います」
――個人としてはいかがでしたか。
「体が動けていたので良かったのですが、守る時に取られる時があったのでそこを改善すればいいかなと思います」
――大会を通して収穫はありましたか。
「優勝校の筑波大と比べてみると攻撃力が足りなかったので、基礎からしっかりやっていきたいです」
松尾
――2回戦、準決勝をそれぞれ振り返っていかがですか。
「2回戦は足が動いてなくて0点かなという試合だったのですが、準決勝の相手が同じ高校だったというのもあって。格上の相手にどう戦うか考えながら、取りにいかないといけない部分があったので攻めながら、課題が見つかるような試合でした」
――全日本に向けて。
「今日取られた部分や課題をしっかり見つけて、全日本では相手に取られることがないように。チームに貢献できるように頑張っていきたいと思います」