慶大に勝ち点を収めて迎えた法大戦。初回に3点のリードを奪うが、その後は得点を重ねることができず。同点のまま迎えた延長10回裏に押し出しの四球でサヨナラ負けを喫した。◆8・31~10・20 東京六大学秋季リーグ戦(早大伏見グラウ…

  慶大に勝ち点を収めて迎えた法大戦。初回に3点のリードを奪うが、その後は得点を重ねることができず。同点のまま迎えた延長10回裏に押し出しの四球でサヨナラ負けを喫した。

◆8・31~10・20 東京六大学秋季リーグ戦(早大伏見グラウンド他)

◆9・14 対法大1回戦(立川公園野球場)

 明大3―4×法大○ 

1回戦12345678910
明大30000000003
法大1000100101×4

 「勝てる試合だった」(千田京平主将・農4=花巻東)。1回表、原晟也内野手(情コミ2=彦根東)が右前安打で出塁。続く竹村律生内野手(営4=佐野日大)の三塁側バントが内野安打となりさらにチャンスを広げると、高桑一真(商3=日大二)が投手強襲の適時打を放ち1点を先制する。その後も武田眞捕手(政経3=明大中野八王子)の適時打などでさらに2点を追加し、理想的な形で初回に3点のリードを奪った。

 

 リードをもらった先発・前田剛志(農2=札幌第一)は立ち上がりこそ制球が定まらなかったが「後半は試合をつくれた」と2回以降は相手打線を5安打に抑えるピッチングを見せる。しかし前田の力投に打線の援護が続かず、8回裏に同点に追い付かれるとそのまま延長戦へ。迎えた延長10回裏、9回からマウンドに上がった廣瀬大介投手(営2=明大中野八王子)が先頭打者に二塁打を浴びる。すると失策、暴投が絡み満塁のピンチで続く打者に四球を与えてサヨナラ負け。初戦の慶大戦で勝ち点を取っているだけに、良い流れに乗れず悔しい結果に終わった。

[岩田純]

試合後のコメント

千田

――試合を振り返っていかがですか。

 「初回の良い攻撃が続かなかったので、もっと工夫できれば良かったです。勝てる試合をモノにできないのが今の弱さなので切り替えて明日頑張っていきます」

――得点ができなかった要因は何でしょうか。

 「打つ気持ちが先走ってしまい、フライを上げてしまいました。もっとゴロを転がせばミスが生まれて明治のペースになれたのかなと思います」

前田

――ご自身の調子はいかがでしたか。

 「悪くはなかったですが、法大は打つチームなので打たれるだろうと思っていました」

――立ち上がりが悪かった要因は何ですか。

 「球を離すのが早かったところです。試合前から意識して修正できていれば良かったです」