10月5日から開催が予定されていた、WTAのインターナショナル大会である「香港オープン」(中国・香港/10月5日~10月13日/ハードコート)が、国内で続いている激しいデモの影響により、延期されることが決定したと大会が正式に発表した。「現在の香港が置かれている状況を踏まえて、香港テニス協会とWTAは、2019年度"香港オープン"の延期を決定いたしました。本大会は予定していた10月5日から13日の間に開催されることはありません」と大会主催者は声明を発表している。

中国への犯罪者引き渡しを可能にする、「逃亡犯条例」改定に反対した市民が始めた香港のデモは、9月4日に同条例が完全撤回された後も続いている。デモを指揮する市民たちは、普通選挙の実施や、逮捕者の釈放などが盛り込まれた「5大要求」を掲げ、それらすべてが受け入れられるまでは、徹底抗戦の構えを示している。

「香港オープン」は、WTAの公式ツアーにおいては一番下に位置する「インターナショナル」のカテゴリーの大会だが、これまでに、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)や、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)などのトップ選手が出場している。

「"香港オープン"は、我々の年間スケジュールの中でも主要なイベントであり、香港において最も人気のあるスポーツイベントの1つです。毎年、地元ファンのみならず海外からも、何千人もの来場者が観戦に訪れています」

「しかしながら、主要な出資者様とも綿密な協議を重ね、大会を円滑に運営するためには、延期をすることが最善であるとの結論に至りました」大会側は、このようにコメントし、開催日については、ツアーの中枢部であるWTAとの協議を重ねているところであると話した。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「香港オープン」

(Photo by Victor Fraile/Getty Images)