最終日は早大との対決。互いに譲らず、最終7番手までもつれこむも、4-3で競り勝った。5季連続優勝を狙った明大は2位で激闘のリーグ戦を終えた。

◆9・4〜13 関東学生秋季1部リーグ戦(所沢市民体育館他)

▼9・13 対早大戦(所沢市民体育館)

 ◯明大4―3早大

 最終・早大戦は今季4試合目となる3-3の拮抗(きっこう)した展開に。7番手を任された竹﨑千明(情コミ2=野田学園)は「思い切ってプレーするだけ」。この秋、初めて出場機会をつかんだが、いまだ勝利がなかったカットマン。それでも、大一番では粘りの卓球で相手を崩し、チャンスがあれば果敢に攻める。2ゲームを連取し、迎えたマッチポイント。最後は、強気のフォアハンドで自身リーグ戦初勝利を手繰り寄せた。「竹﨑が決めてくれて、すごくうれしかった」。勝利を信じて見守った藤井宗太主将(政経4=秋田)は笑顔で殊勲のヒーローを迎えた。

 どんなときも勝利のために。今年度最後の団体戦は6勝1敗の2位。藤井主将を含め、4年生は一度もリーグ戦のコートに立つことはなかった。「僕たちはやっぱり強くない。でも、勝つために選手を支えたい」。常に卓球界を引っ張ってきた明大。その伝統校の重圧の中で、できることを探し続けた。リーグ戦期間中は、ベンチから身を乗り出し、力強い声援を。選手の状態を見て、参考になるように撮影したビデオも送った。「藤井を中心に良いチームで、このチームが好きだった」(髙山幸信監督)。戦いの場は、コートの外。光が当たらない場所でも、懸命に戦った主将の姿があった。

 悲願達成の夢は後輩たちへ。最後まで貫いた精いっぱい取り組むこと。その姿勢は確かに受け継がれたはずだ。「来年、そしてずっとこれからもグランドスラムを目指して頑張ってほしい」(藤井主将)。責務を全うした主将が、想いを乗せてバトンを託した。

[福永智隆]

試合後のコメント

髙山監督

――リーグ戦の総括をお願いします。

 「後半は全部4-3の試合で、筑波大、中大の厳しい試合を乗り切って、専大に3-1から逆転負けしてしまって、1本に笑った春と違って1本に泣いたリーグ戦でした。4-3の試合を4回やっているということは一歩間違えれば4敗しててもおかしくないということです。そこは何が悪かったのかということをもう一回明確にして今後につなげていきたいなと思います

藤井

――後輩に期待することは何ですか。

 「来年とはいわず、これからずっとグランドスラム何回も取ってもらうように頑張ってほしいなと思います。期待されてないというか、そういうときに勝つことは難しくて悔しさも残ります。でも、勝てるときに勝つことも難しいと思うので、一生懸命頑張ってほしいなと思います」

龍崎東寅(商3=帝京)

――リーグ戦を2位で終えました。

 「春は優勝して、やっぱり秋リーグも優勝という目標で挑んだんですけど、本当に悔しいです。4年生も最後だったので優勝で恩返しをしたかったですけどできなくて残念です。でも、4年生も最後まですごく応援してくれて、やっぱりそういうサポートとしてくれる人への感謝を忘れずに、今後もやっていきたいなと思いました」

菅沼湧輝(営2=大阪桐蔭)

――勝利した後の笑顔が印象的でした。

 「うれしかったということもあるんですけど、楽しかったです。卓球をやっていてひたすらに楽しかったと感じました。勝ったから楽しいと思うんですけど、負けても楽しかったかなと思います」

竹﨑

――初出場となったリーグ戦はいかがでしたか。

「最初はすごく緊張して、作戦も頭が真っ白になって考えられなかったです。だからこの試合は切り替えて、最初から思い切りやろうと思っていました。専大に負けてしまったんですけど、一からやり直して頑張ります」

西康洋(商2=明徳義塾)

――専大に優勝を譲りました。

 「自分は勝つことより負けることの方が多くて、専大戦はたまたまチームは負けたんですけど自分が勝てた試合でした。誰のせいとかそういうのではないので、みんなが一生懸命やっている姿を見ていると思うし、頑張ってきたので結果は受け止めて次につなげたいです」