現在、世界ランキング7位のステファノス・チチパス(ギリシャ)は、2019年の「全米オープン」1回戦で43位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に4-6、7-6(5)、6-7(7)、5-7で敗れると…

現在、世界ランキング7位のステファノス・チチパス(ギリシャ)は、2019年の「全米オープン」1回戦で43位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に4-6、7-6(5)、6-7(7)、5-7で敗れるという予想外の結果に終わった。これで彼はATPツアーで3回連続の初戦敗退、グランドスラムでは2大会連続の1回戦敗退となった。

ギリシャのスター選手であるチチパスは、これまであらゆるソーシャルメディアに頻繁に投稿、注目のセレブだったが、今年の全米オープン・シリーズでの不本意な成績を受けて、ソーシャルメディアから離れることを決意。日々の暮らしをシンプルにするためにツイッター、インスタグラム、フェイスブックのアカウントを全て閉鎖すると、Essentially Sportsが伝えている。

21歳のチチパスは、ソーシャルメディアから離れるのは自分の精神の安定に繋がるはずだとしている。「メンタルの部分できっとずっと楽になると思うし、日々の雑念を消してくれると信じている」と、ツイッターに投稿したビデオの中で語っている。

彼は、ソーシャルメディアは家族や身近な人たちとの繋がりを保つために最適の方法だと考えているが、同時にソーシャルメディアを離れることによって自分の私的な生活の露出を避けたいと望んでいる。

彼はフォロワーにこう説明している。「ソーシャルメディアを去るのは自分をリフレッシュしたいから、そして実際には全く知らない人々に集中するより、自分にとって重要な人たちともっと近くなりたいからなんだ。こうすることで、自分の愛する人たち、本当に大切にしている人たちのためにもっと時間を使うことができる」

「この決断を後悔することはないと思う。デトックスみたいなものだから、気分も新たになるはずだ。そうならなかったら、驚くよ。きっと日々の生活に対して、新しい発見をさせてくれるだろう」2019年の「全豪オープン」では準決勝まで勝ち進んだ彼は、こう結んだ。

チチパスの次戦は、ラファエル・ナダル(スペイン)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ファビオ・フォニーニ(イタリア)、ドミニク・ティーム(オーストリア)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)らと同じヨーロッパチームの一員として出場する、9月20日から始まる「レーバー・カップ」になる予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 モンテカルロ」でのチチパス

(Photo by Jean Catuffe/Getty Images)