館山は9度の手術からカムバック、畠山は4番でリーグ優勝&打点王

 ヤクルトは13日、今季限りでの現役引退を決断している館山昌平投手と畠山和洋内野手の引退会見を都内で行った。

 会見場には2人そろって現れた。冒頭、畠山は「私の37回目の記念パーティーにお越しいただき……」と一言目から会場を笑いに包むと一変、真剣な表情で「かなり苦しい時期を過ごしましたが、辞めると決めてからは逆にすっきりしたというか、本当に野球を楽しむことができている。本当に幸せな野球人生だった」と挨拶をした。引退の理由について「走ることは半分のパフォーマンスも出せない、走れないからバッティングしようとしても故障に繋がってしまうといった悪循環が続いていた。引き際というか、体の方がもう無理だと訴えかけてきていた」と語った。

 続けて館山も「(引退を)正式に決めたのは今月に入ってから決めました。悔いなく全力で毎日で、すっきり。後悔はない」と挨拶。引退の理由については「今でもアウトは取れるが、試合を導く投球ができなくなったのが一番の要因」と語った。

 館山は2002年に日大からドラフト3巡目で入団。2009年には16勝を挙げて最多勝を獲得した。度重なる故障で右肩、右肘など9度の手術を受けながらも、2015年には6勝してリーグ優勝に貢献し、カムバック賞を受賞。今季の1軍登板は先発するも3回3失点で降板した6月12日楽天戦の1試合に止まり、イースタンでは16試合に登板し5勝1敗、防御率2.95。2016年以降は1軍未勝利だった。

 畠山は2001年に専大北上高からドラフト5巡目で入団。2010年から6年連続で2桁本塁打をマークし、通算100本塁打を達成。2015年のリーグ優勝には4番として貢献し、同年のリーグの打点王(105打点)にも輝いた。12年、15年は一塁手としてゴールデングラブ賞も受賞している。今季は2軍の春季キャンプからスタートし、イースタンでは54試合に出場し3本塁打20打点、打率.245。1軍出場機会はなかった。

 引退については2人でも話をしていたといい、畠山は「決めた後は2人とも、来年どうしようというのはもちろんあったので、チーム内でしゃべる人もなかなかいないので、館山さんとよくしゃべった。決めた時も最初に報告した」と明かし、館山も「ハタケにも相談しましたし、やはり戦っている人たちと僕たち退く人たちは分けて考えなければ。普段、石川さんとは仲良くしているが、引退については家族と話した」と振り返った。(Full-Count編集部)