西武は十亀粘投も、今季74試合目登板の平井が崩れる

ソフトバンク 3-2 西武(12日・メットライフ)

 ソフトバンクが首位攻防戦第2戦に勝ち、優勝へのマジック「12」を点灯させた。12日、敵地メットライフドームでの西武戦。勝ったチームにマジックが点灯する天王山はエースの千賀が8回1失点の熱投を見せると、8回にグラシアルが値千金の決勝弾を放ち、前日に首位を奪われた西武にリベンジを果たした。首位の座を奪い返し、今季131試合目で初のマジック「12」を灯した。

 初回は1死二塁、2回と3回には2死満塁の絶好機を作りながら、拙攻でチャンスを潰したソフトバンク。それでも、先発の千賀が4回までパーフェクト、6回までわずか2安打に封じる圧巻の投球で均衡を保った。7回には1死二、三塁の大ピンチを背負ったが、ここも千賀が栗山、外崎を連続で空振り三振に切って脱した。

 すると、その直後、先頭で打席に入ったグラシアルが劇的な一発。この回からマウンドに上がった平井が1ストライク1ボールから投じた3球目、内角高めのストレートを弾き返すと、打球は左中間スタンドに飛び込んだ。先制の25号ソロ。均衡を破ると、デスパイネ、柳田の連打、松田宣の犠飛で1点を追加してリードを2点に広げた。

 千賀は8回も続投。秋山に適時二塁打を許して1点を返されたが、8回4安打1失点、9個の三振を奪う熱投だった。9回に高田のスクイズで1点を追加。その裏、守護神の森が中村にソロを浴びて1点差に迫られたが、なんとか逃げ切った。千賀は13勝目。ノーヒットノーランを達成した次の登板でも勝利投手となるのは、1996年の渡辺久信以来、23年ぶりの快挙となった。ソフトバンクは1日で首位を奪い返し、ついにマジック「12」が点灯した。

 西武は先発の十亀が序盤、再三のピンチを背負いながら、点を許さず、7回まで8安打無失点と粘投した。だが、8回に今季74試合目の登板となった平井が痛恨の一発を浴びるなど、2点を失った。打線も千賀を打ち崩せず。1日で首位の座を明け渡し、ソフトバンクにマジックが灯った。(Full-Count編集部)