本塁クロスプレーでの右膝前十字靭帯断裂、半月板損傷の重症から復帰 マリナーズ 5-3 レッズ(日本時間12日・シアトル)  マリナーズの新人カイル・ルイス外野手が11日(日本時間12日)、“ノーノー破り”の逆転3ランを放った。10日(同11…

本塁クロスプレーでの右膝前十字靭帯断裂、半月板損傷の重症から復帰

マリナーズ 5-3 レッズ(日本時間12日・シアトル)

 マリナーズの新人カイル・ルイス外野手が11日(日本時間12日)、“ノーノー破り”の逆転3ランを放った。10日(同11日)のメジャーデビュー戦でも一発を放っており、デビュー2戦連発となった。

 マリナーズは本拠地でレッズと対戦。2点を先制されると、相手先発ソニー・グレイ投手に苦しみ、7回1死まで無安打無得点に抑えられていた。四死球で出た走者を一、三塁に置いて回ってきたのはメジャー2戦目の5番ルイス。真ん中に入ってきた初球を捉えると右中間スタンドに飛び込む逆転3ラン。ノーノーから一転、一気に試合をひっくり返した。

 輝かしいデビューを飾ったルイスだが、この舞台に辿り着くまでは順調ではなかった。2016年にドラフト全体11位でマリナーズから指名を受けると、大学野球のMVPである「ゴールデン・スパイク賞」を受賞。5ツールプレイヤーとの評価を受け、鳴り物入りで加入すると1年目からA-で30試合、打率.299、OPS.915と才能を見せつけた。しかし、本塁クロスプレーで捕手と衝突し、右膝前十字靭帯断裂と半月板損傷の重症。2017、18年は本来の実力を発揮できずに苦しんだ。

 今季はAAで122試合に出場し、打率.263、11本塁打とようやく実力を発揮。10日に初昇格すると、6番右翼で先発してバウアーから一発。11日にはグレイから一発と、メジャー屈指の好投手を相手にデビュー2戦連発を決めた。

 MLB公式サイトのマリナーズ番、グレッグ・ジョンズ記者によると、マリナーズでデビュー戦から2試合連続で本塁打を放ったのは1984年の元近鉄アルビン・デービス、2006年の城島健司に続いて3人目の快挙となった。(Full-Count編集部)