次回13日登板に向けブルペンで40球、状態上向きに手応え  マリナーズの菊池雄星投手が11日(日本時間12日)、本拠地T-モバイル・パークでブルペン入りし40球を投げた。次回13日(同14日)は力のある若手の右打者を揃えるホワイトソックス戦…

次回13日登板に向けブルペンで40球、状態上向きに手応え

 マリナーズの菊池雄星投手が11日(日本時間12日)、本拠地T-モバイル・パークでブルペン入りし40球を投げた。次回13日(同14日)は力のある若手の右打者を揃えるホワイトソックス戦で、菊池は途中から右打席に通訳を立たせて投げ込んだ。

 前回7日のアストロズ戦では強力打線相手に5回1失点の好投も打線の援護に恵まれず、7勝目は手にできなかった。しかし、その登板では投球の一連の動きが本来のものに近づき、テンポが生まれ、「配球や細かいコントロールに意識が向けられている。バッターに集中できている証拠」と状態の上向きに確かな手応えをつかんでいる。

 前日に古巣の西武ライオンズが最大8.5差あったゲーム差をひっくり返してパ・リーグの首位に立った話題が上ると、菊池は相好を崩した。「応援してますからね。(結果をチェックするのは)毎朝のルーティーンですからね。気になりますね。毎朝起きて最初にすることは、アラームを消して、その流れで(チェックする)」と明かす。

 とりわけ、渡米前の冬場に共に自主トレを行った佐野泰雄、平良海馬、高橋光成の若手3投手の今季の活躍には喜びも大きく「俺も頑張らなきゃなといつも思ってます」と刺激を受ける存在になっている。

 さらに、話題を“ライオンズ愛”に広げた菊池。7月に誕生した長男、嶺雄(レオ)君の命名について「本当は隠したかったけど米メディアに出てしまいまして。まぁそれだけライオンズのことが好きだってことですね」と歯切れよく話した。

 古巣の奮闘に力をもらった菊池は、13日(同14日)の登板で7勝目を目指す。(木崎英夫 / Hideo Kizaki)