先発としては平均的も「リリーフとして投げるとアグレッシブさが増す」

 2日(日本時間3日)のロッキーズ戦からリリーフに配置転換されたドジャースの前田健太投手。8日(同9日)のジャイアンツ戦では、2番手として3回からマウンドに上がり、4回1安打無失点6奪三振と好投。9勝目をマークした。ドジャースは10日(同11日)のオリオールズ戦に快勝して7年連続18度目の地区制覇。慣れない役割も器用にこなし、2位に18.5ゲーム差をつけるぶっちぎりの優勝に貢献する前田を、野球専門メディア「ジ・アスレティック」が特集している。

 記事では「彼(前田)は5か月間、安定した地味な先発投手だった」と紹介。配置転換になるまでに27試合中26試合に先発し、138回、8勝8敗、防御率4.11、149奪三振の成績だった。「メジャーリーグでの4シーズン、マエダはほぼ平均的な先発投手である。三振を奪う。与四球は比較的少ない。本塁打をたくさん打たれるわけではない。しかし、長いイニングを投げられない傾向がある」と指摘されている。

 一方で「リリーフとしても同じ特徴であるが、もっと集中している。直球とスライダーを駆使し、球速も上がる。今年、そして過去にも、彼はリリーフとして投げるとアグレッシブさが増す」と分析。守護神ジャンセンが防御率3.79、セットアッパーとして獲得したケリーが防御率4.47とパっとしないだけに、「今季リリーフの経験は短いが、彼はブルペンで数少ない頼れる投手である」と重要な役割を任されるであろうと予想している。

 ロバーツ監督は「90、100球投げなくてもいいからだろう。彼は全力で投げられる。ポストシーズンでは、ケンタに毎試合投げてもらいたい。ロングリリーフはケンタの役割ではない。ケンタはポストシーズンに重要な局面で投げる」と記事内で称賛。過去2年のポストシーズンでドジャースの31試合のうち、マエダを17回登板させるほど頼りにしている。

 8月後半からやや失速しているドジャース。前半戦MVP級の働きをしたベリンジャーと柳も調子を落としている。「打者がスランプに陥り、先発投手は長いイニングが投げられていない。幸運なことに、彼らには好転させる時間がある。少なくとも、彼らには準備の整ったセットアッパーのケンタ・マエダがいる」。ポストシーズンでの前田の投球に期待が高まっている。(Full-Count編集部)