UCI MOUNTAIN BIKE(MTB)ワールドカップクロスカントリー(XCO)の第7戦が日本時間9日にアメリカのウェストヴァージニア州スノーシューで行われた。男子は、ラース・フォースター(スイス)が、女子はポーリーヌ・フェラン=プレヴ…

UCI MOUNTAIN BIKE(MTB)ワールドカップクロスカントリー(XCO)の第7戦が日本時間9日にアメリカのウェストヴァージニア州スノーシューで行われた。男子は、ラース・フォースター(スイス)が、女子はポーリーヌ・フェラン=プレヴォ(フランス)が優勝した。MTBワールドカップXCOは、これで今季終了してシリーズチャンピオンが決定。男子は、ニノ・シューター(スイス)が王者に輝き、女子はケイト・コートニー(アメリカ)の頭上に栄冠が輝いた。

2015年には史上初めてロードレース、シクロクロス、クロスカントリーの世界タイトルを同時に保持したプレヴォ。東京五輪も目指す26歳は、予選2番手でスタートすると、1時間17分51秒のタイムで優勝した。2位は4秒差でアン・タープストラ(オランダ)だった。注目のシリーズチャンピオン争いは、第6戦までポイント争いで73ポイント差の2位につけていたコートニーが5位でフィニッシュ。予選のポイントと合わせて220ポイントを追加した。一方、ポイント争いの首位を走っていたヨランダ・ネフ(オランダ)は11位で完走。予選と合わせて追加したポイントは117。この結果、コートニーが30ポイント差で逆転して、女王の座に就いた。

男子のシリーズチャンピオンの称号を手にしたシューター。Bartek Wolinski/Red Bull Content Pool

一方の男子は、予選10位だったフォースター(スイス)が、1時間26分9秒のタイムで優勝。最終戦で今季初勝利を飾った。シリーズチャンピオンの行方は、第6戦まで首位を走っていたマテュー・ヴァンデルポエル(オランダ)がロードに専念するため最終戦を欠場。よって、11ポイント差で2位につけていたシューターの優勝がほぼ確定していた。そのシューターは、予選から全力で走りトップを奪取。本戦でもフォースターから5秒差の2位でフィニッシュして、文句なしにシリーズ王者の称号を手にした。なお、日本期待の山本幸平は予選42位からスタートして、トップから3分45秒遅れの1時間29分54秒のタイムでフィニッシュ。今季自己最高の39位を記録した。