現地8日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会最終日。男子シングルス決勝、女子ダブルス決勝、車いす男子シングルス決勝、車いす男子ダブ…

現地8日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会最終日。男子シングルス決勝、女子ダブルス決勝、車いす男子シングルス決勝、車いす男子ダブルス決勝、車いす女子シングルス決勝、車いす女子ダブルス決勝が行われた。

男子シングルス決勝。第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦。ナダルが7-5、6-3、5-7、4-6、6-4で今大会最長となった4時間51分の死闘を制し、4度目の同大会優勝を果たした。

今回の優勝で、19回目のグランドスラム制覇を成し遂げたナダル。セレモニーの前に、これまでのグランドスラム制覇のシーンがスクリーンで上映されると、涙を見せる場面もあった。

そんなナダルはセレモニーで「ダニール、素晴らしい試合をしてくれてありがとう。彼はベストプレーヤーの一人です。みんな彼の実力を堪能できたと思います。これからの活躍を期待しています」と対戦相手メドベージェフを称え、「応援してくれたみなさん、本当にありがとう。最高の雰囲気でした。いつもは最後に感謝するんですが、今日は先に感謝させてください」「こんなにエネルギーにあふれた会場は初めてです」と感謝を述べた。

メドベージェフは「多くの子どもたちがあなた(ナダル)の活躍を見ています。このスポーツに対する貢献は偉大なものです。ありがとうございます」とナダルを称えた。

車いす男子ダブルス決勝では、グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)/国枝慎吾(日本/ユニクロ)がアルフィー・ヒュウェット(イギリス)/ゴードン・リード(イギリス)と対戦。フェルナンデス/国枝は6-1、4-6、9-11と逆転で敗れ、準優勝となった。

また、車いす女子シングルス決勝では、第2シードの上地結衣(日本/三井住友銀行)が第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に6-4、1-6、4-6で敗れ準優勝。

前年の同大会決勝でデ グロートにストレートで敗れ準優勝となっていた上地。今回、第1セットを奪うも逆転を許し、残念ながら雪辱はならなかった。

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【9月8日 主な試合結果】

◆「全米オープン」

男子シングルス決勝

〇[2]ラファエル・ナダル(スペイン)7-5、6-3、5-7、4-6、6-4 ●[5]ダニール・メドベージェフ(ロシア)

女子ダブルス決勝

〇[4]エリース・メルテンス(ベルギー)/アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)7-5、7-5 ●[8]ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)/アシュリー・バーティ(オーストラリア)

車いす男子ダブルス決勝

〇アルフィー・ヒュウェット(イギリス)/ゴードン・リード(イギリス)1-6、6-4、11-9 ●グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)/国枝慎吾(日本/ユニクロ)

車いす女子シングルス決勝

〇[1]ディーダ・デ グロート(オランダ)4-6、6-1、6-4 ●[2]上地結衣(日本/三井住友銀行)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのナダル

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)