オリックス戦は今季32回で2失点、栗山監督も絶賛「鬼気迫るというか」

日本ハム 2-0 オリックス(8日・札幌ドーム)

 日本ハムの金子弌大投手が8日、本拠地オリックス戦に先発。6回6安打無失点と好投し、6勝目を挙げた。

 昨季まで在籍していた古巣をまたも手玉に取った。「ランナーを出した後に切り替えて粘ることができました」と毎回走者を許しながらもスコアボードに「0」を並べる。圧巻は2本の安打と四球で2死満塁のピンチを迎えた3回。「追い込まれて変化球が多い意識があったと思う。甘くなりましたが、気持ちで投げ込みました」と小島を143キロ直球で空振り三振に仕留めた。

 これでオリックス戦は6試合に先発して4勝目。失点は32イニングを投げてわずか2点で、今季初登板となった3月30日(札幌ドーム)の3回から30イニング連続無失点というキラーぶりだ。「狙い球を絞ったりしていると感じましたが、それを考えると相手本位になるので、しっかり投げて勝つことに重点に起きました」と自身の投球スタイルを貫いた。

 栗山英樹監督も「鬼気迫るというか、初回からいつも以上に何とかするんだという気迫があった。どこまで引っ張るか悩んだくらい。球数がいっていたので代えたが、素晴らしいピッチングだった」と91球の投球内容を絶賛した。

 金子にとって札幌ドーム初のお立ち台。「なかなか札幌ドームでいいピッチングができず、今日こそはと思って臨みました」と4万人の前で胸を張った。さらに、清宮幸太郎内野手の7号ソロについて振られると、2回の守備でマウンド上のフライを追いかけて転倒した場面に言及。「序盤の守備で僕の近くでいいコケ方をしていたので、今日は何かしてくれると思いました」と爆笑を誘った。

 その清宮のプレーについて改めて問われると「上がった瞬間、サードだと思いましたが、横からすごい声を出してきて転んで……危なかったです」。笑みをこぼしながら振り返った後で「それだけ一生懸命ボールを追いかけていたということ。そこは彼の良さでしょう」とフォローすることも忘れなかった。

 優勝を求めて新天地に移籍したシーズンも残り14試合。「目の前の試合を一生懸命戦うことが大事。任されたところでしっかり投げて、勝ちに貢献できるピッチングを第一に考えたいです」と力を込めた。(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)