「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会8日目の9月2日、準々決勝進出をかけ、4回戦マリン・チリッチ(クロアチア)に6-3、3-6、6-1、6-2で勝利したナダル。その試合を数多くの著…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会8日目の9月2日、準々決勝進出をかけ、4回戦マリン・チリッチ(クロアチア)に6-3、3-6、6-1、6-2で勝利したナダル。その試合を数多くの著名人が観戦しており、大きな盛り上がりを見せた。

その試合、輝かしいラスト2セットでニューヨークのファンを沸かせ試合を終えた後、ラファエル・ナダル(スペイン)はインタビューでも同様に、観戦していた有名なゴルフプレーヤーのタイガー・ウッズについて話し、ファンを楽しませた。

インタビュアーを務めたESPNのトム・リナルディからの「ウッズとゴルフをしたことがあるか」との質問に、「全米オープン」3度の優勝を誇るナダルは、「正直に言うと、彼は僕のスイングを見ないほうがいいね。もし見てしまったら、きっとリズムが少し狂ってしまうよ」とユーモアを交え答えた。

実際のところナダルは非常に熟練した「”右利きの”」ゴルファーである。また、Golf Digest誌の計算式に基づくナダルのハンディは2.5の片手シングルプレーヤーでプロに近いレベルにある。

「ニューヨークのファンのみなさんの前でプレーすることはとても名誉あること。しかしウッズの前でプレーするのはまた特別だね」と、これまで数々の評判のあるオンコートインタビューをしてきたリナルディに対して語った。

「僕はこれまでアイドルはいないと言ってきたが、誰か一人言わなければならないとするなら、それはタイガー・ウッズさ」

「僕は年間を通していつもウッズを追っている。どんなショットでもね。ここで彼が僕をサポートしてくれることは、とても幸せなことだ。多くの意味がある。スポーツ界の偉大なレジェンドで、歴史に名を残す素晴らしい選手の一人だと思う。今年、マスターズで優勝し、スポーツ史上最高の復帰を果たした彼を称えたい」とナダルは自身の勝利者インタビューの場をタイガー・ウッズへの賞賛する場に変えた。

決勝まで進出を決め、4度目の優勝をかけて8日にダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦予定のナダル。ウッズからの応援も力にし、ニューヨークのファンの前で素晴らしい試合を戦うことだろう。

※写真は「全米オープン」でのナダル

(Photo by Emilee Chinn/Getty Images)

翻訳ニュース/ATPTour.com