立大らしくチャペルでジャージ推戴式が行われた

ついに立大ラグビー部勝負の秋が幕を開ける。開幕に先立ってジャージ推戴式が行われた。推戴後、厳粛な雰囲気のチャペルで福田監督は「シーズンが始まっても走りながら変えていく、ランニングREMAKEしていく」と言葉に熱を込めた。
今季はチームスローガンを「REMAKE」(=作り直す、作り替える)と定めた。対抗戦Aグループに昇格するため、多くを変えてターニングポイントにする意味が込められている。

無敗の王者から白星をあげた春季

 春季リーグ戦は同率3勝が3校並び、得失点差により4位。その中でも中大や日体大などの上位リーグに属するチームから勝利。我慢のディフェンスをして接戦をものにした。「目指すラグビーがスペースを見つけてボールを動かしていくこと。それがプラスになっている。」と福田監督。また、昨年優勝して以来破竹の勢いで勝ち続け、未だ無敗の明大との定期戦。51年ぶりに勝利し大金星をあげた。「春季はあくまで成長過程」と福田監督は謙虚な姿勢だが、チーム全体でスローガン通り「REMAKE」を確実に実行してきた成果の表れだ。


明大戦ではチームが一体となった

何をREMAKEしてきたのか

 代が変わり津田祥平(営4)を主将に据え変革してきた。まず、食事の管理が変わった。「One Tap Sports」というアプリケーションを使用して食事の記録をした。ラグビー日本代表の肉体改造を支えた実績のあるアプリケーションだ。食事を写真に撮り「One Tap Sports」に毎食アップロードする。それをトレーナーが管理をしてアドバイスをする。食に対して意識が高まった。そして、トレーニングが変わった。今年からハイパフォーマンス・コーディネーターとして首藤甲子郎コーチが就任し、トレーニングメニューがより強度の高いものへと変更された。マシンを使うものの他にマットを使って行う体幹トレーニングも重視している印象を受けた。これらが結果に表れたのか、明大戦ではモールでトライをとることが出来た。FWの成長を最高学年の吉田(社4)は「最近はフィジカル面でもセットプレーでも強豪校相手に押していくプレーが増えたような感じがします。」と肌で感じている。また、規律も変わった。主将の津田(営4)を中心にゴミ拾いや部室掃除などを積極的にやった。この姿勢がグラウンド内外を問わず自ら律する力へと直結した。春季リーグ戦で3年連続ベストマナー賞を受賞。プレー中の反則や試合の観戦態度、マナーなどが総合的に他大の監督に評価された。それにより、試合で粘り強さが発揮されるようになった。菅平合宿の練習試合で勝利した3試合のうち、2試合が後半に逆転しての勝利。終盤でも集中力が高かった。後半に犯したペナルティ数の平均は3と少ない。勝ちきれるようになり、確固たる信念を持った。


菅平合宿MVPのLO秋元 チームトークでは積極的に発言する

もう勝つしかない

 選手たちが目指すは入替戦に勝利し、REMAKEを体現することだ。バックスを束ねる床田(観4)は「シーズンでただ勝つのではなく、入替戦に向けて内容もいい形で勝って入替戦に繋げたい」と語った。リーグ戦でどこまで成長、ランニングREMAKEできるか。それが入替戦への試金石となる。
(8月31日 取材・佐藤美春、古沢果歩、矢作峰士 文・矢作峰士)