負ければ終わりのインカレ初戦の相手は、昨年度準優勝を飾った強豪の専大。第1ピリオドは2点をリードする展開へ持ち込む。しかし、第3ピリオドに守備の要・神佑樹主将(農4=明大中野)が永久退水に。すると勢いづいた専大がシュートを量産。最後は粘りを見せたが、1点差で敗戦しインカレは幕を閉じた。

                                                                                 

◆9・6~8 第95回日本学生選手権

▼9・6 1回戦 対専大戦(相模原市立総合水泳場)

明大9{4―2、1―2、2―3、2―3}10専大○

 またも大きな壁に阻まれた。今春のリーグ戦では3点差で敗戦を喫した相手だが、立ち上がりは好調。先制点こそ許したが、すぐさま熊谷泰人(営1=明大中野)がシュートを決め同点に追い付く。さらに増田隆広(商3=明大中野)が2得点を重ねて点差を広げた。しかし「詰めが甘かった」(明石将裕監督)。第2ピリオド開始早々ペナルティースローで1点を返されると、立て続けにゴールを揺らされ同点に。そして第3ピリオド終了間際に神が3度のパーソナルファールで永久退水となると、ゴールまでパスが繋がらず専大に主導権を握られた。「1点が遠かった」(神)。残り時間10秒で熊谷郁(営2=明大中野)が意地の1点をねじ込むも逆転できず試合終了。春のリーグ戦同様、競った試合をモノにできず、後味の悪い幕切れとなった。

 「後半の攻めが課題」(今村大和・商2=明大中野)。後半に失速する試合が多かった今シーズン。「体力的に差がついてしまった」と明石監督はその原因を分析する。「サブメンバーの選手が薄い」(明石監督)。他大学とは違い、試合中に選手をローテーションできず、休ませられないのが現状だ。しかし、すぐに選手層の問題を解決する手立てはなく、限られた戦力を底上げするしかない。「今以上に泳ぎ込めば、上位に食い込める」(今村)。まずは秋、冬で泳力を鍛え上げ、後半で勝ち切る水球を目指す。

 次の世代がチームを担う。今大会をもって4年生が引退となり、新チームになる。今年度のリーグ戦は8位、インカレは初戦敗退。どちらも昨年度に勝る結果を出せなかった。しかし、大きな収穫としてルーキーの台頭が見られた。熊谷泰はポイントゲッターの頭角を見せ、太田竜浩(商1=明大中野)も「粗削りだが遜色なくできていた」(明石監督)とこれからの活躍が期待される。「来年こそは気持ち良く4年生を送り出したい」(今村)。満足な結果を残せなかった悔しさを糧に泳ぎ込み、新たなチームで勝利をつかみに行く。

[村川拓次]

試合後のコメント

明石監督

――今日の振り返りをお願いします。

 「専大とはリーグ戦の時もやっているので相手がどのようなチームか理解しているつもりだったのですが、やはり勝つのは難しいです。しかしリーグ戦では3点差だったのが今日は1点差まで縮められたのは成長したと思います。来年に期待です」

――今日の振り返りをお願いします。

 「勝てると思ってやってきましたが、自分が第3ピリオドで永久退水になってしまったので正直悔しい試合になりました。序盤はオフェンスファールを誘発することができたのですが、相手のパスがうまく回ってしまい1点が遠かったです」

増田

――次はチームを引っ張る番です。

 「明大は後半で負けてしまうことが多くあり、競る試合で勝ち切れません。その意識を変えてチームを作っていければと思います」

今村

――神主将はどのような主将でしたか。

 「偉大な存在で、自分の目標とする先輩です。後輩にも優しくて、でもやる時はしっかりやるような、人一倍努力をする人でした。そのような先輩がいなくなってしまうので、自分がもっと活躍しないといけないです」