Mスポーツ・フォードは、ヘイデン・パッドンをラリーGBとラリーオーストラリアにエントリーすることを発表した。パッドンは、GBではフォード・フィエスタR5 MkII、オーストラリアでは、フィエスタWRCをドライブする。コ・ドライバーは、ジョン・ケナードが務める。

パッドンは、8月のラリーフィンランドにMスポーツ・フォードから参戦する予定だったが、スタート直前のテストでクラッシュ。本番車を破損させてしまったために、スタートすることができなかった。その後、さらに参戦チャンスをつかむために奔走を続け、今季終盤の2戦にスタートする機会を得た。ラリーGBでは、WRC2 Pro部門にエントリーし、感触を取り戻した後、母国ニュージーランドに最も近い場所で開催するWRC戦にWRカーで登場する。

パッドンのGB参戦は、過去9回。ベストリザルトは2016年の4位だ。またオーストラリアには8回の参戦経験を持ち、過去4年はトップ5フィニッシュ。うち2回はポディウムに上がっている他、昨年は2位に食い込んでいる。

チーム代表のリチャード・ミルナーは「フィンランドを前にあのようなことが起きてから、たくさんのファンがヘイデンの復帰を心待ちにしていた。我々も彼のことを思い、再び参戦するために何が必要かをアドバイスしたが、3週間のうちにそれをやり遂げたよ!」とコメント。
「彼が支援と予算を確保できたことで、我々からは2戦の参戦をオファーすることができた。WRC2プロは現在、非常にコンペティティブになっているので、トップドライバーを送り込むことは素晴らしい刺激になるだろう。ヘイデンの豊富な経験があれば、新型フィエスタR5の能力を示すことができる。オーストラリアでは、彼が目指すものは明白だと思うし、WRCのレギュラーとともに戦う姿を見られるのは素晴らしいことだ。彼がどこまでできるのか、私も多いに楽しみにしている」

逆境を乗り越えて参戦チャンスをつかんだパッドンは「またマシンに戻れることに、ワクワクしている。フィンランドが残念な結果に終わった後、解決策を見つけるために必死でがんばってきた。支援してくれるみんなには、感謝してもし切れない。また、今回もフォードでの参戦を認めてくれたヒュンダイ・ニュージーランドには感謝している」とコメント。

「自分が慣れているイベントでMスポーツの新型R5マシンをドライブするのを、心から楽しみにしている。R5とWRカーの両方のテストを行うことで、走行経験が稼げることもうれしい。今年はこの点が不足していたからね。でも、オーストラリアでまたWRカーに乗ることが、一番のハイライト。待ち切れないよ」

「自分たちは、この2戦がラストチャンスとは思わない。リラックスして経験の全てを楽しむことができれば、結果は自然についてくる。どちらも自分がよく知っているイベントだし、自分もいいレベルにあるという手応えがある。好リザルトが出せない理由はないが、それを追わないようにすることが重要。自然に待たなくてはならない」