第98回夏の甲子園大会12日目の準々決勝第3試合は北海(南北海道)が聖光学院(福島)を7-3で破り、1928年の第14回大会以来、88年ぶりの準決勝進出を決めた。■大西は9安打浴びるも3失点の粘投、聖光学院は福島勢45年ぶりの4強ならず 第…
第98回夏の甲子園大会12日目の準々決勝第3試合は北海(南北海道)が聖光学院(福島)を7-3で破り、1928年の第14回大会以来、88年ぶりの準決勝進出を決めた。
■大西は9安打浴びるも3失点の粘投、聖光学院は福島勢45年ぶりの4強ならず
第98回夏の甲子園大会12日目の準々決勝第3試合は北海(南北海道)が聖光学院(福島)を7-3で破り、1928年の第14回大会以来、88年ぶりの準決勝進出を決めた。
88年前は旧制北海中としての出場だった北海。それ以来の快進撃だ。初回にエース大西が不安定な立ち上がりを攻められ、四死球などで満塁とされると、5番・鎌倉に犠飛を浴び、先制された。さらにタイムリーと暴投でこの回いきなり3点を失った。
しかし、打線は2回に投手大西の適時打、菅野の押し出し死球で2点を返すと、4回に2点、5回には川村が2戦連続の本塁打を放つなどさらに2点を加え、リードを広げた。8回にも川村のタイムリー二塁打で大きな追加点を奪った。
援護をもらった大西は2回以降立ち直り、粘りの投球で9回9安打3失点。3試合連続完投勝利を挙げた。
南北海道勢では2006年に田中将大(ヤンキース)擁する駒大苫小牧が準優勝して以来の躍進。88年前は4強止まりだったが、新しい歴史を作ることができるか。敗れた聖光学院は勝てば初の4強だったが、惜しくも敗戦。福島県勢では1971年準Vの磐城高校以来、45年ぶりの準決勝進出はならなかった。