現地4日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会10日目、男子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、女子ダブルス準々決勝、混合ダブルス準決勝が行われた。男…

現地4日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会10日目、男子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、女子ダブルス準々決勝、混合ダブルス準決勝が行われた。

男子シングルス準々決勝。第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第20シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦。6-4、7-5、6-2でナダルが勝利し、3年連続の同大会ベスト4進出を決めた。

この試合、第1・第2セットは先に2ブレークアップとしながらも、一時追いつかれたナダル。それでも強さを見せつけてストレートで下し、これでシュワルツマンとの対戦成績は8勝0敗となった。

また、ナダルは第3セットの途中で、左腕のマッサージを受ける場面もあったが「フィジカルは大丈夫。今日は少しヘビーな日だった。私は汗をたくさんかくので、途中で少し危ない時間帯もあった。でも、最後の2ゲームくらいは自分のプレーができたと思う。ハラハラしたけど、勝てて良かった」と試合後のオンコートインタビューで語った。

第13シードのガエル・モンフィス(フランス)は第24シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に6-3、3-6、2-6、6-3、6(5)-7で敗れ、ベスト4進出ならず。モンフィスはこの試合10本のサービスエースを決めるも、ダブルフォルトは17本を数えた。

一方、この3時間57分の激闘を制したベレッティーニは、自身初のグランドスラムベスト4進出。試合後のオンコートインタビューでは「相手にマッチポイントがなかったのがラッキーでした。これくらいの、ほんの少しの差しかありませんでした。この結果に誇りを持ちたいです」と語った。

男子ダブルス準々決勝では、Luke Bambridge(イギリス)/マクラクラン勉(日本)が第1シードのフアン セバスチャン・カバル (コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)と対戦。Bambridge/マクラクラン勉は、この試合2本のブレークポイントを握るも凌がれ、ストレート負けで残念ながら準々決勝で敗退となった。

女子シングルス準々決勝では、第13シードの22歳ベリンダ・ベンチッチ(スイス)が第23シードの23歳ドナ・ベキッチ(クロアチア)と対戦。ベンチッチが7-6(5)、6-3で同世代対決を制し、自身初の「全米オープン」ベスト4進出を決めた。

そして、第15シードの19歳ビアンカ・アンドレスク(カナダ)は第25シードの23歳エリース・メルテンス(ベルギー)に逆転勝利し、準決勝へ駒を進めた。

◇   ◇   ◇

【9月4日 主な試合結果】

◆「全米オープン」

男子シングルス準々決勝

〇[2]ラファエル・ナダル(スペイン)6-4、7-5、6-2 ●[20]ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)

〇[24]マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)3-6、6-3、6-2、3-6、7-6(5) ●[13]ガエル・モンフィス(フランス)

男子ダブルス準々決勝

〇[1]フアン セバスチャン・カバル (コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)6-4、6-4 ●Luke Bambridge(イギリス)/マクラクラン勉(日本)

女子シングルス準々決勝

〇[13]ベリンダ・ベンチッチ(スイス)7-6(5)、6-3 ●[23]ドナ・ベキッチ(クロアチア)

〇[15]ビアンカ・アンドレスク(カナダ)3-6、6-2、6-3 ●[25]エリース・メルテンス(ベルギー)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのナダル(左)とベレッティーニ(右)

(Getty Images)