もう一度、頂きへと登り詰める。9月6日から3日間にわたり行われる日本学生選手権(インカレ)。4連覇中の絶対王者・明大の負けられない戦いが幕を上げる。

 チームの火付け役となれるか。優勝のカギを握るのが、初日に行われる200メートル背泳ぎに出場する重見和秀主将(政経4=明大中野)、中西晟(営3=呉港)だ。「初日からトップ争いをしないといけない」(佐野秀匡監督)。昨年度の初日は7位スタートとなり後半から巻き返す形となったが、今年度は何としても序盤から首位争いに食い込みたい。寮生である2人が結果を残せばチームに勢いがつくことは間違いない。

 寮外生にも戦力がそろう。7月に行われたユニバーシアードの200メートル個人メドレーで優勝を果たした溝畑樹蘭(政経3=報徳学園)。今回は学生世界一として昨年度2位に沈んだ200メートル個人メドレー、100メートル自由形での2冠を目指す。またジャパンオープンで3位入賞を果たした中島涼(政経2=札幌大谷)はインカレ初出場。レギュラー落ちを経験した昨年度の悔しさを胸に、400メートル自由形では吉田冬優(政経4=淑徳巣鴨)らと共に表彰台を狙う。

 女子は日本選手権で8位入賞を果たした宮坂倖乃(法1=春日部共栄)ら頼もしい新戦力が加入し「シード獲得は十分狙える」(佐野監督)。昨年度200メートル背泳ぎで初優勝を果たした湯原利佳(政経3=渋谷幕張)や400メートル自由形での連覇を狙う石井茉宏(情コミ4=筑波大付)を中心に2年ぶりのシード権の獲得を目指す。

 チーム全員で戦い抜く。松元克央(平31年政経卒)ら絶対的エースが抜けたことにより、昨年度に比べての戦力低下は否めない。しかし「全体のレベルは去年よりも上がっている」(佐野監督)。新チームが始まったときから一人一人が優勝に向けての自覚を意識することを徹底させた。「(チームの完成度は)120%」(重見主将)。トップ選手に甘える雰囲気はすでに払拭ずみ。全員の力を合わせて、インカレ5連覇をつかみ取る。

[岩田純]