食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋。暑さが和らぎ、色々なことに挑戦したくなる季節がやってきた。実は、秋は大学スポーツの大会が目白押しの時期でもある。「新しいことを始めたい」と思っている読者の皆様、大学スポーツ観戦に行ってみるのはどうだろう。

今週1週間は「大学スポーツの秋」と題し、COLLEGE MONSTERSに今まで登場してくれた選手たちの中から、秋の注目選手たちを紹介する。これを読めば、大学スポーツを見に行くことがさらに楽しくなること間違いなしだ。

本日は、陸上競技編。9/12からは岐阜メモリアルセンター長良川競技場で日本学生陸上競技対校選手権大会が開催され、10/15より関西学生陸上競技種目別選手権大会がヤンマーフィールド長居にて予定されている。駅伝に絞れば10月には出雲駅伝や箱根駅伝の予選会、11月に全日本駅伝、翌1月には箱根駅伝が控える。秋以降は学生陸上シーズンが最も盛り上がる時期だ。

坂井隆一郎選手(関西大学4年)
今年、日本学生陸上競技個人選手権男子100m走に出場し、10秒27というタイムで優勝した坂井隆一郎選手。4年間で初の全国タイトルを手に入れた。高校までと違い自発的に考えなければいけない環境の中、意識や技術向上のために試行錯誤し、部内で助言し合って成長してきた。同じ大学のチームメートには、田上陽菜選手がいる。両親ともに陸上競技経験者で、幼い頃から足が速かったという坂井。将来は実業団での競技継続を考えている。

竹川倖生選手(法政大学4年)
祖父から3代続く棒高跳び一家に生まれ育った竹川倖生選手。今年は法政大学陸上部の主将も務めている。「フワッと舞い上がるところ」に惹かれ、自然と競技を始めるようになった。大学での得意科目は心理学。「メンタル面などの勉強になるし、ここぞという駆け引きでどういった戦略を組むかという勉強にもなる」という。2019年もユニバーシアード競技大会で決勝に進出するなど、好調を維持している竹川。次は来年に迫った東京五輪のメダルを狙う。

塩見綾乃選手(立命館大学2年)
中距離走を専門とする塩見綾乃選手は、2017年のインターハイ女子800mで高校新記録を樹立した。立命館大学進学後も、2019年は世界リレー大会の男女混合2×2×400mリレーに出場し、銅メダルを獲得するなど好成績を収めている。走っている時に応援されることで背中を押してもらえていると感じ、一人じゃないと思える感覚が、彼女が考える競技の醍醐味だ。「2020年東京五輪に出場し、感動を与えられるような走りをすること」を目標に、トラックを駆け抜ける。

高校までの部活とは違い、すべてを学生が自主的に運営しなければならない大学スポーツ。今後控えている大会で、学生新記録や日本新記録は出るのか。そして、これから日本陸上界を担う期待の新星は出てくるのか。こうした点にも注目だ。