「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)の大会9日目、女子シングルス準々決勝。エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が、ジョハナ・コンタ(イギリ…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)の大会9日目、女子シングルス準々決勝。

エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が、ジョハナ・コンタ(イギリス)を6-4、6-4のストレートで破り、準決勝進出を決めた。最近の自身のプレースタイルについて、スビトリーナは、ボーイフレンドであり、同じく「全米オープン」で戦うテニス選手である、ガエル・モンフィス(フランス)の影響が大きいと語っている。

モンフィスと練習を共にすることも多い彼女は、彼とのラリーはどのようなものかとの問いに対し、「彼はとても強くて、重たい球を打ってくるから、いい練習になっていると思う」と、準々決勝後の記者会見で答えた。

「けれど、彼と練習をしているだけだと、ほとんどのショットが受け身になってしまう。それではよくないわ。だからバランスが必要なの」

「彼と練習をしたら、その分コーチとも練習をするわ。攻撃的なショットも練習しなくてはならないから」と続けた。

スビトリーナは、4回戦でマディソン・キーズ(アメリカ)を破った後の記者会見でも、モンフィスと練習をすることで、球への反応や、フットワークが向上したと語っている。さらには精神面の変化についても次のように続けた。

「より穏やかになれていると思う。そして、コーチとも多く話をするようになったわ。以前より、心を開いて話をしている。ガエルとも、テニスについて、そして自分の感情について話をしている」

「こうして心を開いて話をすることで、私は大きく変われたと思う。ここ9~10ヶ月くらいのことかしら?」

スビトリーナにとって、モンフィスの存在は、技術面だけではなく、メンタル面でも大きく影響しているようだ。

スビトリーナは、準決勝戦でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と対戦する。これまでの両者の対戦成績はスビトリーナの1勝3敗だ。最後の対戦は、2016年の「リオデジャネイロ五輪テニス競技」3回戦で、その際はスビトリーナが6-4、6-3で勝利している。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「ウィンブルドン」での(左)モンフィスと(右)スビトリーナ

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)