◇魚躬鉄平選手(舵手なしペア)◇


最後の大会を前に、自信に満ちた表情を見せる魚躬(コ4)

ー残り約10日で最後の大会が始まるが、今の心境はどうですか
あと2週間後に引退って考えるとあまり実感はないけど、本当に最後が近づいてきたんだなっていう感じ。濃密な時間を過ごして練習に取り組めたらなと。ちゃんと結果も出して、最後迎えられたらと思ってます。

ー最後ということで力が入ったり緊張したりは
逆にないかな。4年目だし、試合経験もちゃんと重ねてきてるし。一応今回ペアで出るんだけど、もうひとり(松藤)が今年の全日本の時も同じペアだったので、そんなにめちゃくちゃ不安っていう気持ちもないし、むしろまた挑戦する気持ちで上を目指しています。

ー自分が新歓した人と同じクルーですね
感慨深い。彼自身すごく成長しているし、今なんか俺が支えてもらっているような部分もあるから、そんな彼と最後を迎えられるというのは嬉しいですね。

ー感じるものはやはり多いでしょうか
彼は結果に貪欲。こっちも負けないようにやらなきゃなって思わせてくれるから、よきライバルでもある。時々「引退するの寂しいです」とかも言ってくるから、可愛い側面とかあって、本当に良い後輩だなって感じます。

ーそんな今回のクルーの持ち味は何ですか
粘り強さかな。

ー具体的な目標は何ですか
具体的な目標はA決勝。あわよくば1位を狙う。チームの目標としては全艇入賞と男女優勝っていうところで、なしペアって結構早い時間にやるから、そこでまず俺らが良い結果を残していって、チームを景気づけられたらとは思ってます。

ー4年間を振り返ってみてどうでしょうか
今振り返ってみると不思議な生活というか、よく続けられたなとはちょっと思うかな。すごいキツイ時期もあったけど、そのなかでもちゃんと目標見失わずにしっかりここにいるっていうことは自分に自信が持てる、勇気を持てるって感じかな。あとは本当にあっという間でした。あと2週間くらいになったときに「早かったな」って思いました。前を向いて頑張ってこられたのがこの4年間だったのかなと思います。

ー仲間と出会えたことが1番の宝物と話す選手が多いが、魚躬さんはどうですか
この4年間皆と生活してきてるから家族以上に家族っていうか。仲間っていうよりは家族。だから本当に皆と出会えて良かったなってすごく思ってるし、最初を振り返ってみるとここを選んで良かったなっていう風に思います。

ー4年間で学んだことは何ですか
いろいろあるけど、やっぱり自分の中のものさしがすごく増えたかなって。いろんな人たちと関わっていく中で自分の中のものさしがたくさん増えて、自分自身の考えが深まったかな。人としてどう成長していくかっていうことを1番学べたかなと思います。

ー最後のブログで「高校時代に後悔があったからボートを始めた」と書いていたが、インカレは後悔なく終われそうですか
そうだね。本当に後悔っていうか、今は貪欲に結果を求めていこうと思っていて、最初の方とか後悔からこの部活に入って日本一を目指してきたし、最後は悔いなく終わりたいっていう風に思っていた時期もあったけど、結局自分自身の心に直接聞いた時にはやっぱり結果を残さないとダメだよなって。後悔がないように、そういう風に道を塞ぐんじゃなくて、どうせだったら結果を出すっていう風にいこうって思っています。だから松藤と一緒に本気で。まあ後悔がないようにというよりかは結果を出す、と。まっすぐ向かっていきたいなと考えています。

ーでは魚躬さんが最後の大会で最も求めるものは結果
そうだね。そこと、あと今回滝島主将が「志」っていう風に掲げているから、なるべく良い結果を出してチーム全体としての良い方向に持っていけるように、自分たちが活躍をして、マネさんや先輩たちの活動によって今の成功はあるので、そういうところに対する感謝の気持ちも込めて活躍をしたいなと思ってます。

ーインカレに向けて意気込みをお願いします。
とにかくモリモリ漕いで、決して綺麗に漕げるかは分からないけど、自分たちの全てを出し尽くすので、ぜひ応援のほどよろしくお願いします。

◇山口恭平選手(舵手付きフォア)◇


多くのトロフィーや楯を背に、笑顔を見せる山口恭(観3)

―インカレまであと2週間を切りました。心境はどうですか。
結構いい感じで練習できているので早くインカレを迎えたいです。ちょっと楽しみな面と、まだ詰めていけることもあって、時間がないなという2つの気持ちがあります。どっちかというと楽しみという気持ちの方が今は大きいです。

―全日本前との心境の違いはありますか
やっぱ今年最後の大会。このシーズンの大きい大会が最後だし、4年生の引退がかかっているというところもあるんで。今までは全日本が最後だったんですけど、インカレが最後になったことがなかったので、今年のインカレは今まで以上に強い思い入れがあります。4年生をしっかり勝たして終わりたいっていう気持ちの大会です。

―今回は舵手付きフォア。全日本の舵手なしから舵手付きに変わった理由は何ですか
自分自身、なし手より付き手の方が漕ぎたいなという気持ちがあったのと、コックスの長澤さんという4年生の方がいるんですけど、その人と去年の暮れぐらいが同じ部屋で、その最後の大会一緒に出ようみたいな話をしてて、それもあって長澤さんを勝たしたいという気持ちから、付きフォアの方に今回は出させてもらうことになりました。

―クルーの雰囲気はどうですか
長澤さんが4年生で、漕ぎ手が2.3年生で、あと割とみんな話すタイプの人間なので、雰囲気はすごく良いです。楽しいって表現するとあれなんですけど、きつい中でもみんなで声出しあって、いい雰囲気でできてるクルーかなと思ってます。

―クルーの持ち味はなんですか
みんな結構頑張り屋というか、自分にそんなストッパーかけないというか、出し切れるところが持ち味というか。そこでしっかりスタミナを持って、力を120%出すみたいな。そういう感じのクルーかなと自分では思ってます。

―全日本とポジションも変わったが役割の違いはありますか
全日本の時は真ん中で船を進めるというエンジンの役割だったのが、今回一番前で漕いでリズム作るところなので、後ろの三人が凄い漕いでくれるので、後ろの三人を活かせるリズムを前で作るという役割を徹底してやりたいなと。

―具体的に自分で取り組んでいることは
一回一回の練習で後ろにどういうふうがいいかというのを聞いて、そこを修正したりって感じです。これをこうしてるってことはないですけど、時より時よりで、後ろ三人の要望を聞いてやるっていうところですかね。取り組んでいるところは。

―今回の大会が終わると、山口さんの代は最上級生になりますね。
結構今までは一番上の人たちにいろいろしてもらって、結構のびのび自由にやってきた面があるので、自分たちがトップになった時は、今まで先輩たちから受けてきたように、後輩たちの前ではしっかりちゃんととした姿見せて引っ張っていけるように、自分も最上級生としての自覚を持って取り組まなきゃなという気持ちになっているところですね。

―4年生がもうすぐいなくなるというとこで、同期内の雰囲気に変化はありますか
4年になるからどうだとか、まだ上がいるからそんな感じの雰囲気は出てないですけど、みんな後輩と乗ったり、後輩と絡むようになってきて先輩らしさというのは3年になって出てきているので、このままだったら、ちゃんとやれるんじゃないかなという気はしてます。

―今回のインカレの目標をお願いします。
うちの大学の目標が、インカレの時は全艇入賞で男女共に優勝クルーを出すってとこなんで、目標はメダルです。メダルをしっかり獲る、長澤さんを手ぶらで帰させないというか、させないというか。メダルですかね、目標は。メダルを獲る、で。

(取材・合田拓斗、濱渡晏月/編集・濱渡晏月)