現地2日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会8日目、男子シングルス4回戦、男子ダブルス3回戦、女子シングルス4回戦、女子ダブルス3…
現地2日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会8日目、男子シングルス4回戦、男子ダブルス3回戦、女子シングルス4回戦、女子ダブルス3回戦、混合ダブルス2回戦・準々決勝が行われた。
女子シングルス4回戦。第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第13シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦。大坂は5‐7、4‐6で敗れ、「全米オープン」2連覇の夢が破れた。また大会後の世界ランキングで1位の座から陥落することが決まった。
第1セット、立ち上がりでブレークを許し、その後セットを落とした大坂。自分を鼓舞するように笑顔を作るも、第2セットも苦しい展開に。最後は落胆した表情になり、第2セットは1度もチャンスを作ることができず敗れた。
これでベンチッチに対して今シーズン3連敗となった大坂。WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、試合後の記者会見で「正直今大会、タイトルを守りたかったです」「今の気持ちとしては悲しいですが、一方今大会で多くのことを学んだようにも思います」と語った。
そのほか、第15シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)、第23シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)、第25シードのエリース・メルテンス(ベルギー)がそれぞれ勝利し、ベスト8進出。
なお、前日の大会7日目には、第5シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、第8シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、第16シードのジョハナ・コンタ(イギリス)、第18シードのワン・チャン(中国)がベスト8入りを果たしている。
女子ダブルス3回戦では、地元の10代ペアであるココ・ガウフ(アメリカ)/キャサリン・マクナリー(アメリカ)が、第8シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)/アシュリー・バーティ(オーストラリア)と対戦。0-6、1-6でガウフ/マクナリーは敗れ、ベスト8進出はならなかった。
男子シングルス4回戦では、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第22シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦。6-3、3-6、6-1、6-2でナダルが勝利し、ベスト8進出。これでチリッチとの対戦成績は7勝2敗(2018年「全豪オープン」のナダルの途中棄権を含む)となった。
そのほか、第20シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)、第13シードのガエル・モンフィス(フランス)、第24シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)がそれぞれ4回戦で勝利。
前日の大会7日目には、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)、第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)、第23シードのスタン・ワウリンカ(スイス)、世界78位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が勝ち上がっており、ベスト8が出揃った。
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【9月2日 主な試合結果】
◆「全米オープン」
女子シングルス4回戦
〇[13]ベリンダ・ベンチッチ(スイス)7-5、6-4 ●[1]大坂なおみ(日本/日清食品)
〇[15]ビアンカ・アンドレスク(カナダ)6-1、4-6、6-2 ●[Q]テイラー・タウンゼント(アメリカ)
〇[23]ドナ・ベキッチ(クロアチア)6(5)-7、7-5、6-3 ●[26]ユリア・ゲルゲス(ドイツ)
〇[25]エリース・メルテンス(ベルギー)6-1、6-1 ●[WC]クリスティ・アン(アメリカ)
女子ダブルス3回戦
〇[8]ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)/アシュリー・バーティ(オーストラリア)6-0、6-1 ●[WC]ココ・ガウフ(アメリカ)/キャサリン・マクナリー(アメリカ)
男子シングルス4回戦
〇[2]ラファエル・ナダル(スペイン)6-3、3-6、6-1、6-2 ●[22]マリン・チリッチ(クロアチア)
〇[20]ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)3-6、6-2、6-4、6-3 ●[6]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)
〇[13]ガエル・モンフィス(フランス)6-1、6-2、6-2 ●パブロ・アンドゥハル(スペイン)
〇[24]マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)6-1、6-4、7-6(6) ●アンドレイ・ルブレフ(ロシア)
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全米オープン」での大坂なおみ
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)