日本時間8日、UCIマウンテンバイク(MTB)ワールドカップダウンヒル(DH)第8戦が、アメリカのウェストヴァージニア州スノーシューで行われる。4月末から始まったワールドカップDHもついに最終戦。誰よりも早く丘を下りて、勝利の美酒を味わうのはどの選手か。そして、ワールドチャンピオンの称号は誰の手に!?

ウェストヴァージニア州にあるスノーシューはアパラチア山脈に含まれるアレガニー山脈にあり、ピッツバーグやワシントンD.C.といった都市から4時間ほど離れている。アメリカの南東部は3年ほど前からマウンテンバイクDHスポットとして注目され始め、これはワールドカップライダーのニコ・ムラリーによるところが大きい。彼が手がけるDownhill Southeastシリーズのレースがこのアメリカ南東エリアで開催されるようになり、スノーシューはうってつけの場所である。今年のスノーシューでのワールドカップレースは、2015年以来アメリカで初めてのレースとなる。

男子のチャンピオン争いは3人に絞られた。トップは、7戦3勝のロイック・ブルーニ(フランス)で1312ポイント。ここ3戦は勝利から見放されているが、2位、2位、3位と表彰台を逃しておらず、抜群の安定感を誇っている。ポイント争いの2位は、アマウリー・ピエロン(フランス)。第7戦のレンツァーハイドで優勝するなど今季3勝を挙げている。トップのブルーニとは、190点差なので、最終戦での逆転劇も十分に考えられる。トップから218点差の3位は、トロイ・ブロスナン(オーストラリア)。予選トップでそのまま優勝すれば、250ポイントが加算されるだけに、最後までチャンピオンへの可能性を残している。

一方、女王争いは、トレーシー・ハンナ(オーストラリア)とマリン・カビルー(フランス)のマッチレース。1460ポイントのハンナが、1310ポイントのカビルーを150ポイント上回っている。ただ、最終戦の結果次第では、この順位がひっくり返ることも十分に考えられる。最後の最後まで目が離せないだろう。

スノーシューでは多くのDHレースが開催されるが、今年のワールドカップレースは新しいコースとなっている。ニコ・ムラリーがコースデザインを手がけていて、昨年のアメリカ国内選手権のコースを元に、ラインの選択を増やすために幅を多少広げ、他にも新しい特徴を加えている。新しいコースのため、特徴についての詳しい情報は少ないが、木の根と岩の多いコースが予想される。高い標高からのスタートになるので、ハイスピードや高いジャンプもいくつかある。

スポーツブルでは、最終戦の模様を、8日1時30分からライブ配信する。

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