食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋。暑さが和らぎ、色々なことに挑戦したくなる季節がやってきた。実は、秋は大学スポーツの大会が目白押しの時期でもある。「新しいことを始めたい」と思っている読者の皆様、大学スポーツ観戦に行ってみるのはどうだろう。 …

食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋。暑さが和らぎ、色々なことに挑戦したくなる季節がやってきた。実は、秋は大学スポーツの大会が目白押しの時期でもある。「新しいことを始めたい」と思っている読者の皆様、大学スポーツ観戦に行ってみるのはどうだろう。

今週1週間は「大学スポーツの秋」と題し、COLLEGE MONSTERSに今まで登場してくれた選手たちの中から、秋の注目選手たちを紹介する。これを読めば、大学スポーツを見に行くことがさらに楽しくなること間違いなしだ。

本日は、ラグビー編。ラグビーワールドカップ2019日本大会は9/20(金)より開幕するが、大学ラグビーの盛り上がりも負けてはいない。8/31(土)より関東大学対抗戦や関東大学リーグ戦が始まり、どの大学が“年越し”をするのか注目が集まっている。

岸岡智樹(早稲田大学4年)
まずは、“赤黒軍団”のSO・岸岡智樹選手。東海大学付属仰星高校時代には日本一も経験したが、特筆すべきは彼の経歴だ。彼は教育学部数学科という異色の理系プレーヤー。得意な科目はもちろん「数学」と答えている。世代最高選手との呼び声も高い岸岡。明晰な頭脳を活かして、大学日本一のために、大学選手権で優勝した時のみ歌うことが許される「荒ぶる」を歌うために、全力で走り続ける。

山本凱(慶應義塾大学2年)
大学ラグビー界の虎・慶應義塾大学でFLとして活躍する山本凱選手。慶應義塾高校時代に花園出場経験はない中で、日本代表に選ばれた世代期待の選手だ。タックル、アタックなど幅広い役割が求められるポジションで強いラグビー選手を目指し、夢に向かって「規則正しい生活」を日頃から心がけているという。宮本恭右選手らチームメートとともに、大学選手権優勝、そして11/23(土)に行われる早慶戦勝利に燃える。

南野仁(同志社大学4年)
関西大学リーグで注目されている南野仁選手。関西の大学で唯一大学選手権と日本選手権を制し、故・平尾誠二氏らを輩出した“関西の雄”同志社大学のSOだ。昨年まで2年連続で逃した大学選手権出場に向け、負けられない戦いが続く。ラグビーの魅力については、「人と人とが激しくぶつかり合い、仲間のために体を張るスポーツなので、皆が熱い気持ちの持ち主。仲間との絆も強い」と語る。プレーだけではなく声でもチームを鼓舞し、伝統ある同志社の展開ラグビーを担う。

高校までの部活とは違い、すべてを学生が自主的に運営しなければならない大学スポーツ。それぞれの大学を背負う屈強なラガーマンたちは、けがをも恐れず全身全霊で相手にぶつかっていく。秩父宮と花園で繰り広げられる漢たちの熱い戦いを、ぜひ現地で目に焼き付けてほしい。