「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会8日目。第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)は、5‐7、4‐6で第13シードのベリンダ・ベン…
「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会8日目。第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)は、5‐7、4‐6で第13シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)に敗れ、4回戦敗退となった。
「全米オープン」2連覇の夢が破れ、1位の座からの陥落も決まった。今シーズン2連敗、ツアーレベルでは勝ったことがない同世代のライバルに、大坂は3度目の正直を狙った。しかし同じくディフェンディングチャンピオンとして挑んだ「BNPパリバ・オープン」の時同様、完敗だった。
第1セットではいきなりブレークを許した。その後もセカンドサーブを叩かれて苦しむも、世界1位としての意地でブレークバック。しかしラリー戦でも主導権を握れず1セットダウンとされた。
自分を鼓舞するように笑顔を作る大坂だったが、第2セットも苦しい展開に。大坂が前に出るとパッシングショットで抜かれ、ロングラリーになると先に攻められるか、カウンターショットを浴びた。最後は落胆した表情になり、第2セットは1度もチャンスを作ることができず敗れた。
終わってみれば、大坂はウィナーが26本、アンフォーストエラーが21本に対し、ベンチッチのウィナーは29本でアンフォーストエラーは12本。コントロールが良く、大坂の読みを外すショットを続けたベンチッチの方がウィナーが多く、またアンフォーストエラーも少ない完敗だった。
【大坂 対 ベンチッチ 主なスタッツ】
◆大坂
サービスエース 9本
ダブルフォルト 3本
ファーストサーブ成功率 57%
ファーストサーブポイント獲得率 72%
セカンドサーブポイント獲得率 41%
ブレークポイント勝率 1/1
ウィナー 26本
アンフォーストエラー 21本
◆ベンチッチ
サービスエース 0本
ダブルフォルト 6本
ファーストサーブ成功率 61%
ファーストサーブポイント獲得率 82%
セカンドサーブポイント獲得率 59%
ブレークポイント勝率 3/7
ウィナー 29本
アンフォーストエラー 12本
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全米オープン」での大坂なおみ
(Photo by Al Bello/Getty Images)