「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会8日目、女子シングルス4回戦で、第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界12位のベリンダ・…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会8日目、女子シングルス4回戦で、第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界12位のベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦。7-5、6-4のストレートでベンチッチが勝利し、準々決勝進出を決めた。

お互いにサービスキープで始まった第2セット。ベンチッチのセカンドサーブを崩したい大坂だが、なかなか攻め切ることができない。ベンチッチのサーブゲームである第4ゲーム中盤には、大坂がミスショットに顔をしかめる場面もあった。

大坂のサービスで迎えた第5ゲーム。安定してボールをコート深くに返してくるベンチッチに、押されるかたちとなった大坂。チャンスボールを叩いたアプローチショットを、逆にベンチッチにカウンターで返され、ゲームカウント0-40でブレークポイントを握られた。大坂はそのままダブルフォルトでこのゲームを落とした。

大坂は、第6ゲームが始まる前にトレーナーを要求。怪我の様子が心配されたが、治療をすることなく次のゲームに挑んだ。

その後、ベンチッチのサービスゲームをなかなか崩せず、ワンブレークダウンのままゲームカウント4-5とし、ベンチッチのサービングフォーザマッチで、第10ゲームを迎えた。大坂はベンチッチのサービスを深く返すことができず、ミスショットを重ね、最後はベンチッチの強烈なアプローチショットを、なんとか返した大坂のボールがネットにかかりゲームセットとなった。

ジュニア時代にマルチナ・ヒンギス(スイス)の母親であるメラニー・モリターの指導を受けていたこともあり、ライジングを駆使してウィナーを量産するプレーで、「ヒンギス2世」の愛称で呼ばれることもあるベンチッチ。第2セットでも安定したショットでラリーの主導権を握るベンチッチを、大坂は攻め切ることができなかった。

ベンチッチは、2014年に初出場で準々決勝まで進出して以来、「全米オープン」2度目の準々決勝進出となった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」の大坂

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)