全日本ターゲット個人選手権への出場をかけた今大会。予選を突破した11名が出場し、山邑祥次朗主将(営3=甲南)が明大勢唯一となるインカレ出場権を手にした。◆8・20~21関東学生個人選手権本選(はらっパーク宮代) 30メートルと50メートル…

 全日本ターゲット個人選手権への出場をかけた今大会。予選を突破した11名が出場し、山邑祥次朗主将(営3=甲南)が明大勢唯一となるインカレ出場権を手にした。

◆8・20~21関東学生個人選手権本選(はらっパーク宮代)

 30メートルと50メートル競技で行われた予選を勝ち進み、迎えた本選は70メートルと50メートルのロングレンジ。明大勢でトップの成績を収めた山邑は前半「押し手と引き手のポイントを意識したが全然通用しなかった」と苦戦。点数も302点と振るわなかった。それでも「意識しなければいけない部分が後半になるにつれて分かってきた」。中学時代からの経験をフル活用し、エンドを追うごとに問題点を細かく修正。コンディションは決して良くはなかったものの、試合中も「いつも通り」を徹底した。トータルで615点と食らいつき、全日本ターゲット個人選手権への出場権をつかみとった。

 リーグ戦後から主将としてチームをけん引する山邑。インカレへは2年連続での出場となる。「昨年は9位。今年は優勝を目指します」と宣言。明大からは1人のみの出場となるが、頼れる男がインカレでも存在感を見せつける。

 松原安莉(商3=湘南白百合学園)や荒井公佳(政経3=共立女子)ら実力者がケガの影響で本調子ではなかった今大会。全日本ターゲット個人選手権への出場権を手にしたのは2年連続で山邑のみとなった。しかし、今大会本選にはリーグ戦経験の横山佳乃子(政経2=明大中野八王子)をはじめ、2年生4人が出場し下級生の活躍も見られた。秋には関東学生新人個人選手権もあり、下級生にとっては貴重な試合機会となる。新戦力の台頭で底上げを図りたい。

[中野拓土]