来年はいよいよ東京2020オリンピック、パラリンピックの年。世界的な大会を間近で観戦できるまたとない機会を子どもにも体験させたい、と願う親御さんも多いと思います。

そこで、ぜひファミリーで観戦してほしいのがパラリンピック。さまざまな立場の人が関わるパラリンピックは、フレンドリーな雰囲気なので安全面でも安心ですし、スロープや多目的トイレも整備されたバリアフリーだから小さなお子様連れにも最適。チケットもオリンピックに比べて低価格なので気軽にトライできます。

そしてなによりも、障がいがあってもスポーツを心から楽しみ、真剣に勝負をする選手たちのまぶしい姿は、きっと子どもたちにそして私たち大人にも、かけがえのない気づきや学びを与えてくれるはずです。

今回は、そんなファミリーに向けて「子連れ」目線で選んだ、おすすめ競技をご紹介します。東京2020パラリンピック観戦チケットの抽選販売は9月9日(月)午前11:59までなので、お早めに!

子連れでも安心して観戦できる3つのポイントをチェック!ポイント1:快適に観戦できる室内競技がベスト!

ポイント2:おすすめは、子どもが飽きにくい競技!

ポイント3:会場近くに公園があるとベター

東京2020パラリンピックが行われるのは、2020年8月25日(火)~9月6日(日)の13日間で、まだまだ残暑が想定される時期。子連れで屋外の観戦だと日射病や熱中症なども気がかりのひとつ。また、子どもが飽きずに最後まで観戦を見ていられるか、なども不安ですよね。

そこで、子連れでも快適にパラリンピック観戦を楽しめる競技をピックアップ。暑さの心配がない室内競技で、小さな子どもでも楽しめる競技もセレクトしました。どれも公園が隣接している会場なので、もし子どもが長く観戦していられない場合も近くに遊び場があるので安心です。

3つの「子連れ」ポイントをクリアした、おすすめパラリンピック競技81:卓球個性溢れる多彩なプレースタイルとスピード感に注目!
(写真はロンドンパラリンピック)ⓒGetty Images Sport

車いすや義足、クラッチ(杖)で身体を支える選手など、さまざまな障がいのある選手が繰り広げる多種多様なプレーが見どころ。障がいによって特別ルールが設定されている部分もありますが、基本ルールはオリンピックの卓球とほぼ同じ。選手はそれぞれ自分の障がいに応じたプレースタイルがあり、相手の障がいから弱点を見極めて攻めていくことも戦略の一つに。スピード感溢れるラリーや計算された頭脳プレーは、障がいを感じさせない迫力と面白さがあります。

会場情報

◆開催日程:2020年8月26日(水)〜2020年9月4日(金)/8月29日〜31日、9月3日、4日は決勝

◆場所:東京体育館/東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目17番1号

◆最寄駅:R総武線「千駄ヶ谷駅」下車徒歩約1分、都営大江戸線「国立競技場駅」下車徒歩約1分 ほか

◆チケット料金:¥1,400〜¥2,800 東京2020みんなで応援チケット(12歳以下の限定割引チケット)は¥1,400

◆近くの公園:新宿御苑

2:水泳全日決勝があるからメダル授与も見られます!
(写真はリオパラリンピック)ⓒGetty Images Sport

学校やスイミング教室など、子どもたちにとっても身近な水泳は、興味を持って観戦しやすい競技のひとつ。視覚障がいや切断、脊髄損傷、脳性まひなど、さまざまな障がいのある選手が出場するためルールを一部変更していますが、シンプルに誰が最速か?を競う競技なので、子どもも応援しやすいのが魅力。プールの壁が見えない視覚障がいのある選手には、ゴールやターンを合図するタッピングバー(棒状のもの)といった用具も使用されたりと、それぞれの障がいに合わせた独自の泳ぎや工夫にも注目です。

会場情報

◆開催日程:2020年8月26日(水)〜2020年9月4日(金)/全日決勝

◆場所:東京アクアティクスセンター/東京都江東区辰巳二丁目2番1号

◆最寄駅:東京メトロ有楽町線「辰巳駅」下車徒歩約10分、JR京葉線「潮見駅」下車徒歩約15分ほか

◆チケット料金:¥2,000〜¥7,000 東京2020みんなで応援チケット(12歳以下の限定割引チケット)は¥1,500

◆近くの公園:辰巳の森海浜公園

3:車いすバスケットボールゴールの度に会場が熱狂!親子で熱い応援が楽しめる

パラリンピックの中でも花形競技として知られ、現在は健常者も一緒に楽しめるスポーツとして人気の高い車いすバスケットボール。脊髄損傷や切断等下肢に主な障がいのある選手が行いますが、ルールも一般のバスケットボールとほぼ同じで、コートの広さやゴールの高さも一緒です。回転しやすく機敏に動ける競技用車いすを驚くほどスピーディに操作しながら、巧みにドリブルやパスを行い、美しいシュートを描く選手の姿は、とにかく「かっこいい!」 の一言!

会場情報

◆開催日程:2020年8月26日(水)〜2020年8月30日(日)

<予選>◆場所:武蔵野の森総合スポーツプラザ/東京都調布市西町290番地11

◆最寄駅:京王線「飛田給駅」下車徒歩約5分、西武多摩川線「多磨駅」下車徒歩約20分 ほか

<一部予選〜決勝>◆場所:有明アリーナ/東京都江東区有明一丁目11番

◆最寄駅:東京臨海新交通臨海線ゆりかもめ「有明テニスの森駅」下車徒歩約8分、東京臨海新交通臨海線ゆりかもめ「新豊洲駅」下車徒歩約8分 ほか

◆チケット料金:¥2,400〜¥7,000 東京2020みんなで応援チケット(12歳以下の限定割引チケット)は¥2,020

◆近くの公園:武蔵野の森公園(武蔵野の森総合スポーツプラザ)、豊洲公園(有明アリーナ)

4:車いすラグビー迫力満点!ガシャーン!とぶつかり合う音に子どもも大興奮!?
(写真はリオパラリンピック)ⓒGetty Images Sport

日本は金メダル候補と言われている人気急上昇中の車いすラグビー。元々は四肢麻痺者など比較的重い障がいのある選手に向けられて考案されたスポーツですが、車いす競技の中で唯一タックルが認められているため、本家のラグビーさながら激しいぶつかり合いが繰り広げられます。攻撃型と守備型に改造された装甲車のような競技用車いすが転倒してしまうこともしばしば。そのアグレッシブかつ大迫力の攻防は、車いすの印象をガラリと変えてしまうほど。なおかつ男女混合競技なので、女性選手の活躍にも注目です。

会場情報

◆開催日程:2020年8月26日(水)〜2020年8月30日(日)

◆場所:国立代々木競技場/東京都渋谷区神南二丁目1番1号

◆最寄駅:R山手線「原宿駅」下車徒歩約5分、JR山手線「渋谷駅」下車徒歩約15分、東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前駅」下車徒歩約5分、東京メトロ千代田線「代々木公園駅」下車徒歩約10分

◆チケット料金:¥2,400〜¥4,000 東京2020みんなで応援チケット(12歳以下の限定割引チケット)は¥2,020

◆近くの公園:代々木公園

5:ゴールボール見えない巨大なゴールへ投球する!? 新感覚のスポーツに注目
(写真はロンドンパラリンピック)ⓒGetty Images Sport

ゴールボールは、オリンピックにはないパラリンピック独自のスポーツで、視覚障がい者を対象にしたチーム球技。各チーム、横長の巨大なゴールの前に、アイシェード(目隠し)を付けた3名の選手が立ち、鈴の入った音の鳴るボールを投げ合って得点を狙います。男子のトップ選手の球速は時速60~70キロにも及ぶこともあり、高速の見えないボールを止める姿はまさに超人的!

現在、全国の小・中学校、高校にパラリンピック教材「I’mPOSSIBLE」が配布されており、授業の中でゴールボール体験ができるパートも。もし子どもの学校でパラリンピック授業が実施されているようなら、ぜひ実際にパラリンピアンのゴールボールを観戦してみては? ただし、選手は音を頼りにプレーするので、ゲーム中は静かに見守るのが鉄則。その為観戦は、小学校中〜高学年からがおすすめです。

会場情報

◆開催日程:2020年8月26日(水)〜2020年9月4日(金)

◆場所:幕張メッセ Cホール/千葉県千葉市美浜区中瀬2丁目1番地

◆最寄駅:JR京葉線「海浜幕張駅」下車徒歩約5分、京成バス 幕01「幕張本郷駅」から乗車、「幕張メッセ中央」下車徒歩約1分

◆チケット料金:¥1,800〜¥5,000 東京2020みんなで応援チケット(12歳以下の限定割引チケット)は¥1,500

◆近くの公園:幕張海浜公園、県立幕張海浜公園

6:柔道スタート直後に大技も!4分のスピード勝負が熱い!
(写真はリオパラリンピック)ⓒGetty Images Sport

視覚障がい者を対象に行われるパラリンピックの柔道。視覚障がいには全盲や弱視など見え方が異なる場合がありますが、障がいの程度によるクラス分けなどはなく、オリンピックと同様、男女別・体重別の階級制で行われます。ルールは、オリンピックとほぼ同じですが、大きく違う点は、組み合った状態(互いに襟と袖を掴み合う)からスタートすること。そのため、「はじめ」の直後にいきなり大技が飛び出すことも!4分間の短い時間の中での、激しい技の応酬が見ものです。時間が短いので、子どもも飽きることなく観戦することができるはず。

会場情報

◆開催日程:2020年8月28日(金)〜2020年8月30日(日)

◆場所:日本武道館/東京都千代田区北の丸公園2番3号

◆最寄駅:東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線「九段下駅(2番出口)」下車徒歩約5分

◆チケット料金:¥2,000〜¥5,000 東京2020みんなで応援チケット(12歳以下の限定割引チケット)は¥1,500

◆近くの公園:北の丸公園

7:テコンドーかっこいい足技の応酬に、戦隊モノ好きキッズも興味津々!?
(写真はJapan Taekwondo Championships)ⓒGetty Images Sport

東京2020大会からパラリンピックの正式競技となったテコンドー。通常2種目存在しますが、パラリンピックでは、上肢障がいの選手によるキョルギ(組手)という種目のみが実施されます。基本ルールは、オリンピックとほぼ同じで、有効な攻撃に対してポイント(2~4点)が加算され、より多くの得点をとったほうが勝ち。パラリンピックのテコンドーでは足技だけが有効な攻撃となり、頭部への蹴りは反則となります。「足のボクシング」という異名を持つほど、そのスピード感溢れる豪快な蹴り技の応酬は、見ていて爽快感もアリ!チケットも低価格なのでお得に観戦できるのも嬉しい。

会場情報

◆開催日程:2020年9月3日(木)〜2020年9月5日(土)

◆場所:幕張メッセ Bホール/千葉県千葉市美浜区中瀬2丁目1番地

◆最寄駅:JR京葉線「海浜幕張駅」下車徒歩約5分、京成バス 幕01「幕張本郷駅」から乗車、「幕張メッセ中央」下車徒歩約1分

◆チケット料金:¥900〜¥2,000 東京2020みんなで応援チケット(12歳以下の限定割引チケット)は¥500

◆近くの公園:幕張海浜公園、県立幕張海浜公園

8:車いすフェンシング華麗な剣さばきは、まるで芸術鑑賞のよう!
(写真はロンドンパラリンピック)ⓒGetty Images Sport

激しく動きまわる車いす競技とは違い、車いすフェンシングはなんと「ピスト」と呼ばれる装置に車いすが固定されたまま競技を行います。そのため移動せず上半身のみを使い、至近距離で超スピーディな攻防戦が繰り広げられます。その迅速で華麗な剣さばきのテクニックは、一瞬たりとも目が離せません。相手を剣で突くとポイントとなる点は、オリンピックのフェンシングと同じですが、障がいの程度によって、メタルジャケットを着用した胴体だけを突く「フルーレ」、上半身を突く「エペ」、上半身の突きに斬る動作が加わった「サーブル」の3種目で競います。

会場情報

◆開催日程:2020年8月26日(水)〜2020年8月27日(木)

◆場所:幕張メッセ Bホール/千葉県千葉市美浜区中瀬2丁目1番地

◆最寄駅:JR京葉線「海浜幕張駅」下車徒歩約5分、京成バス 幕01「幕張本郷駅」から乗車、「幕張メッセ中央」下車徒歩約1分

◆チケット料金:¥900〜¥2,400 東京2020みんなで応援チケット(12歳以下の限定割引チケット)は¥500

◆近くの公園:幕張海浜公園、県立幕張海浜公園

子どもと一緒に「東京2020パラリンピック」を観戦しに行こう!

もしかすると一生に一度の経験になるかもしれない東京2020パラリンピック。オリンピック競技とは違った個性溢れるスタイルは、どの競技も知れば知るほど興味深く、ファンになること間違いなし! そしてこの機会に親子で、個々の多様性や、どんな状況でも「できること」の可能性について考えることで、観戦以上の気づきや学びを得られるはずです。ぜひ、家族みんなで会場に足を運んでみてください!

チケットの抽選応募ページはこちら

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text by Parasapo Lab

photo by Getty Images Sport