「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)女子シングルスで、4回戦進出を決めた大坂なおみ(日本/日清食品)。その大坂が元世界24位の神尾米さん…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)女子シングルスで、4回戦進出を決めた大坂なおみ(日本/日清食品)。その大坂が元世界24位の神尾米さんのインタビューに答え、3回戦で対戦した話題の15歳であるココ・ガウフ(アメリカ)について語った。

大坂はガウフとの対戦が決まったときのことについて、「エキサイティングな機会だと思いました。実際にプレーするまで分からないので、自分の目で確かめたかったんです」と振り返っている。

この試合の第1セットで大坂は、幸先良くブレークしゲームカウント3-0とした。しかしすぐさまブレークバックを許した。そのとき「簡単にはいかない。観客も興奮するし、気を抜いてはいけない」と思ったという。

その言葉通り大坂は気を引き締めて第1セットを先取すると、第2セットは1ゲームも与えない女王の貫録を見せて圧勝を飾った。

そして話題となった、大坂がオンコートインタビューにガウフを誘った理由については「胸を張ってコートを去ってほしかったし、彼女を応援してくれた観客にインタビューで応えてほしかったんです」と語った。

これは大坂自身が試合で負けて、辛い思いをしたことがあったからこそだという。

「若いから負けると感情的になりますが、それでいいんだと知ってほしかったんです」

大坂は現在21歳、ガウフは現在15歳。初対戦は現女王の大坂の圧勝だったが、きっとこれからトップを争う戦いで、何度も対峙することになるだろう。

大坂も「たくさん試合をすることになるでしょうね。どんどん厳しい戦いになると思います」と、今後は今回のような圧勝にはそうならないと自覚している。

その大坂は次の4回戦で、第13シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦する。今シーズン0勝2敗と相性の良くない同世代のライバルから勝利を挙げ、2連覇へ向けてまた一歩前進することが期待される。

大坂の4回戦は、日本時間3日午前1時に開始予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での大坂なおみ(奥)とガウフ(手前)

(Photo by Chaz Niell/Getty Images)