「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会7日目、男子シングルス4回戦。世界38位のアレックス・デミノー(オーストラリア)は、5‐7、3‐…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会7日目、男子シングルス4回戦。世界38位のアレックス・デミノー(オーストラリア)は、5‐7、3‐6、4‐6で世界78位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)に敗れた。試合時間は2時間5分。

持ち前の俊足と粘りを活かして、3回戦で錦織圭(日本/日清食品)から初のトップ10勝利を掴んだデミノーの快進撃がストップした。ディミトロフのサーブに苦戦し、作れたチャンスはわずかに1本。それも逃し、各セットで1度ずつブレークされた。

錦織戦では4セットで29本に抑えていたアンフォーストエラーも、この4回戦では3セットで44本を数えた。

一方の勝利したディミトロフにとっては復活の兆しとなる、同大会初のベスト8進出となった。

ディミトロフは2017年に「ATP1000 シンシナティ」で初のマスターズ1000優勝を果たすと、同年のツアー最終戦でも優勝を飾り、キャリアハイとなる世界3位を記録。しかし2018年は不振に陥った。今年も肩の怪我の影響もあり、「全米オープン」前までで12勝15敗の負け越し。

世界ランキングは78位まで落ちていたが、ここにきてこれまで2度阻まれた「全米オープン」4回戦の壁を突破した。

勝利したディミトロフは準々決勝で、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する。フェデラーは第15シードのダビド・ゴファン(ベルギー)をわずか79分で破っての勝ち上がり。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのデミノー

(Photo by Mike Stobe/Getty Images)