「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会7日目、男子シングルス4回戦。第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)が、6‐2、6‐2、6‐…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会7日目、男子シングルス4回戦。第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)が、6‐2、6‐2、6‐0で第15シードのダビド・ゴファン(ベルギー)に圧勝し、ベスト8進出を決めた。

フェデラーは、1・2回戦はどちらも第1セットを落とすという不安な立ち上がりを見せたが、同大会6度目の優勝に向けて順調にギアを上げてきている。3回戦でわずか80分の高速マッチを披露すると、この4回戦では第15シードを相手にさらに短い79分で試合を決めた。

この試合、フェデラーはゴファンに2度のブレークを許したが、リターンゲームで特に圧倒。ブレークポイント10本の内9本を決め、チャンスを逃さなかった。終わってみれば、リターンゲームでのポイント獲得率は驚異の67%を記録し、2度しかサービスキープさせなかった。

フェデラーは試合後のオンコートインタビューで「良いフィーリングだった。ゴファンは少し苦しんでいたのかもしれないね。勝ててハッピーです」と語っている。

またこの勝利により、グランドスラムでのベスト8進出は56回となった。そのことについては「長く続けることは重要です。これまでテニスばかりになってきたが、素晴らしい人にも会えるし、なかなか行けないところにも行けるし、こういう大きな舞台でプレーもできるし、テニスが大好きです」と話した。

そのフェデラーは、準々決勝で世界78位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは世界38位のアレックス・デミノー(オーストラリア)を下しての勝ち上がり。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのフェデラー

(Photo by TPN/Getty Images)